救急現場のデジタル革新
2025-04-03 13:55:04

横浜市で救急資器材管理ツールの実証実験開始!デジタル技術がもたらす救急現場の進化とは

横浜市で進化する救急資器材管理



近年、全国で救急車の出動状況が益々厳しさを増しており、その中で効果的かつ効率的な救急活動が求められています。この流れの中、横浜市の都筑消防署にて、株式会社イーバイピーが新たに「救急資器材管理ツール」の実証実験を行うことが発表され、多くの関心を集めています。

救急資器材管理ツールとは?



このツールは、BluetoothタグとGPSタグを組み合わせて救急車に積載されている資器材を管理するシステムです。
特に、資器材の紛失防止や確認作業の軽減を目的としています。

例えば、これまでは目視による確認が主流でしたが、現場では高額な資材が多く、置き忘れのリスクが常に付きまとっていました。
この実証実験では、専用アプリをスマートフォンにインストールし、それを通じて資器材の位置情報管理を行うことで、課題を解決しようとしています。

実証実験のスケジュール



この実証実験は2024年3月から2025年2月の約1年間行われます。
その間、現場の隊員がどのように新しいシステムを活用し、実際の業務にどのように役立つのかが注目されます。

実験の内容と利用デバイス



今回の実験で使用される主なデバイスには、E8タグというBluetooth Low Energyビーコが含まれています。このデバイスを使うことで、「モノ」の現在地を把握するのが簡単になります。また、コクヨ株式会社の「Hello! Family」シリーズのIoTデバイスも活用され、特に「はろたぐ」は音を鳴らせる機能を持っているため、物品の確認が容易になります。
さらに、4G通信を通じて車両の位置をマップ上に表示できる「はろここ」も登場し、リアルタイムな位置情報が得られます。

具体的な機能



アプリ(PandA積載管理アプリ)を使用することで、救急車が現場に出動する際、隊員はスマートフォンで資器材の状態を確認します。
もし、Bluetoothの電波が届かない距離に資器材がある場合、それは赤く表示され、置き忘れの可能性を警告します。また、資器材が近くにあっても見当たらない場合は、アプリを通じて音を鳴らし、見つけやすくすることができます。このようにして、隊員は安全かつ効率的に資器材を管理できるのです。

今後の展望と期待



実証実験を通じて、デジタル技術が如何に救急活動の効率化やリスク低減に寄与するかが特に期待されています。
株式会社イーバイピーは、デジタルソリューションの開発を通じて、今後も消防・救急業務の業務改善へと貢献していく意向です。

会社概要




救急活動のデジタル化は、これからのさまざまな課題を解決する鍵になるでしょう。今後も横浜市消防局とともに進展していくこのプロジェクトから目が離せません。


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