アフリカの子どもたちを支える祭典、横浜でのチャリティーイベント
2025年5月11日、横浜の臨港パークで「WFPウォーク・ザ・ワールド for アフリカ 2025」が開催されました。このイベントは、アフリカの子どもたちの飢餓をなくすことを目的としたチャリティーイベントであり、今年のTICAD9の一環として多くの人々が参加しました。
イベントの趣旨と目的
今回のイベントには、4,741人が参加。みなとみらい地区の美しい景観を楽しみながら、歩くことでアフリカの子どもたちを支えることができるというコンセプトが多くの人々の共感を呼び、参加者は一丸となってアフリカの未来のために歩みました。集まった寄付金は合計で約4,605,100円となり、当日募金も加えられ、約15.5万人の学校給食を支援することができます。
開会式でのメッセージ
開会式には、国連WFP協会の安藤宏基会長が登壇し、「給食が子どもたちの学びと未来を支えている」というメッセージを力強く伝えました。また、国連WFP日本事務所の津村康博代表は、学校給食がもたらす栄養面と地元農家への支援の重要性を強調しました。横浜市長の山中竹春氏も参加者を称えつつ、歩くことがアフリカの子どもたちの未来を形作ると呼びかけました。
駐日モロッコ大使であるラシャッド・ブフラルさんは、このイベントの特別な意義を際立たせ、ベイスターズ元監督のアレックス・ラミレス氏は笑顔での参加を呼びかけるなど、様々な人々が参加してこの趣旨を広めました。
イベントの詳細
イベントは、8kmコースと5kmコースが設けられ、参加費は一般が1,800円(内訳:参加費800円+寄付1,000円)、小学生は700円(内訳:参加費500円+寄付200円)でした。主催は認定NPO法人国連WFP協会で、後援には横浜市や多数の団体が名を連ねています。
特別協賛には日清食品ホールディングスとファミリーマートが協力しており、これにより多くの地域の関係者や民間企業がこのプロジェクトを支えました。
国連WFPの活動
国連WFPは、学校給食を通じて、途上国の子どもたちに年間およそ2,000万人に給食を提供しています。この支援により、親は子どもを学校に通わせやすくなり、また子どもたちもただ空腹を満たすだけでなく、集中して学習することが可能になります。このように、教育と栄養は密接に結びついています。
未来へつなげる歩み
2023年にノーベル平和賞を受賞した国連WFPは、飢饉による困難に直面する人々を支援するために活動を続けています。今回のチャリティーイベントもその一環であり、多くの参加者が自らの足でアフリカの子どもたちの未来へ寄付をつなげる努力をしました。給食1食につき約30円の寄付が一人の子どもを救う力になることを、胸に刻んだことでしょう。もう一度、参加してくださった皆様に感謝の意を表します。私たちが一歩踏み出すことで、より良い未来を共に築いていけます。ぜひ次回もご参加ください。