岡山大学、大学院修学支援制度の拡充を発表し新たな挑戦者を輩出

2023年3月27日、岡山大学津島キャンパスで、「大学院修学支援制度（2025年度前期）」の認定式が開催されました。この制度は、大学の長期ビジョン2050に基づいて職員の高度化を目指し、2024年度後期からスタートしました。今回はその運用をさらに充実させ、多様な職員が学位取得を目指せるよう対応が強化されました。

この制度の変更により、信頼性のある研究を支えるための職員が集まり、博士号や修士号の取得を目指すことができるようになりました。これまでは教育研究系の技術職員が中心でしたが、今後は事務職員や図書職員も対象となり、広範な人材が育成される道が開かれました。

認定を受けた職員の意気込み

認定の結果、今回は4名の職員が選ばれました。博士課程を目指す植木英雄技術専門職員、木村亮太技術職員、修士課程では中村有里技術専門職員と植山廣紀図書職員が名を連ねました。認定式では、岡山大学長の那須保友氏が出席し、彼らに認定書を授与しました。「皆さんはフロントランナーです。失敗を恐れず、思い切り学びを深めてください」との励ましの言葉もありました。

植木技術専門職員は「専門知識だけでなく、実務に役立つスキルも身につけ、貢献していきたい」と語り、中村技術専門職員は「MBAを取得し、視野を広げる努力をします」と意気込んでいます。植山図書職員も「得た知見を業務に活かしたい」と高い目標を掲げています。

教員中心から脱却する動き

岡山大学では、従来の教育課程を中心に置いた運営からの脱却を目指しています。今後は事務職員が研究や教員の活動をサポートする役割を重視し、教授だけではなくさまざまな職員がリーダーシップを発揮する機会を創出します。職員の高度化が進めば、大学の経営や運営もより柔軟で創造的になると考えています。

「研究大学としての使命を果たすために、職員が育成され、高度な専門性を持つ人材が育つことが重要です」と那須学長は強調しました。また、今回の取組みは文部科学省の支援を受けて進められており、国内外での人材育成において妻の力量を発揮できる土台を築いていきます。

未来に向けた期待と展望

岡山大学は地域に根ざした特色ある研究大学として、世界に貢献するための教育を強化していく考えです。職員の学びを支えるこの制度を通じ、さらなる革新と変革を進める姿勢は、大学の将来に対する期待を高めます。今後、岡山大学の動向から目が離せません。地域中核の研究大学としての役割を強化する岡山大学に、引き続きご期待ください。