AIで安全保障強化
2026-02-04 03:05:33

岡山大学が提言するAIエージェント活用で強化する安全保障貿易管理の未来

岡山大学が提言するAIエージェント活用で強化する安全保障貿易管理の未来



2026年2月4日、国立大学法人岡山大学の舩倉隆央副本部長が、大阪にて行われた「令和7年度大学等向け安全保障貿易管理説明会」にて、AIエージェントの活用法について講演を行いました。この講演では、今現在の安全保障貿易管理における課題と、岡山大学が取り組むAIエージェント活用の意義と展望が示されました。

安全保障とAIの重要性



昨今、国際情勢は急速に変化しており、大学及び研究機関における安全保障貿易管理の重要性は増しています。本説明会は、経済産業省の主導の下、全国の大学や研究機関の安全保障体制の強化を目的に実施され、特に危機意識を持った輸出管理業務の実践事例が共有されました。舩倉副本部長は自校における先進的な取り組みを紹介し、今後の発展の可能性を探る機会を提供しました。

複雑化する輸出管理の現実



舩倉副本部長は、国際化が進む中で拡大する海外共同研究や外国人研究者の受け入れが、安全保障貿易管理に与える影響を指摘しました。特に、貨物や技術の該当性の判断、また用途や需要者の確認において、事務職員に求められる専門的な判断能力が年々高まっている現状を浮き彫りにしました。

このような状況に対し、岡山大学が推進する「事務職員高度化プロジェクト」では、AIを導入した安全保障貿易管理業務の支援を行う方策を講じています。特に、AIを使ったツールの開発を通じて、事務業務の効率化とヒューマンエラーの防止を目指しています。

AIエージェントの具体的な活用方法



現在、岡山大学は株式会社TIMEWELLと協力し、安全保障貿易管理業務支援のためのAIエージェントツールを開発しています。このツールは、膨大な貨物や技術のリストとの照合作業や、判定根拠の整理を行うことで、業務を効率化し、事務職員の負担を軽減するよう設計されています。具体的には、該当性判断の自動化や、キャッチオール規制における用途や需要者に関する懸念事項を提示する機能を備え、事務職員が最終的な判断を行う際のサポートを行います。

舩倉副本部長は、AIは業務の代替ではなく、人による最終判断を支援するための重要なツールであることを強調しました。また、講演後は参加者から実務への導入時期や判定精度、学内展開についての質問が相次ぎました。このことは、大学実務における生成AIの活用に対する関心の高さを如実に示しています。

未来への期待と展望



岡山大学は今後も「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」を通じて、事務職員の高度化を図りつつ、現場の課題を起点とした取り組みを積極的に発信していく方針です。このような先進的な試みが、より安全で信頼性の高い研究環境の構築に寄与し、大学発のイノベーションの創出に繋がることが期待されます。

本プロジェクトやAIエージェントツールに関心のある大学・研究機関の方々は、ぜひ岡山大学研究・イノベーション共創機構産学官連携本部までご連絡ください。

引き続き、岡山大学の革新的な取り組みから目が離せません。


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