台湾の「天茶地酒」ブランド、日本市場進出への第一歩を踏み出す
台湾の中部地域に根ざした「天茶地酒」ブランドが、日本市場への進出を目指し、商業協力に関する覚書(MOU)を締結しました。この重要なイベントは、2025年6月12日に行われ、台湾側からは台中・苗栗の5つの茶酒業者が参加し、日本側では横浜台湾商工会とANSMING JAPAN株式会社の代表が署名を行いました。
この覚書は、日台間の商業協力の深化を象徴するものであり、双方が実質的な一歩を踏み出したことを示しています。「天茶地酒」ブランドは、日本の消費者に対して台湾産の優れた茶と酒の魅力を広めることを目指しています。これにより、台湾商品が日本の店舗でも販売される予定です。
さらに、同日には横浜で「天茶地酒」ブランドに関する商業マッチング交流会も開催されました。このイベントには約40社の日本企業や台湾系企業が集まり、交流を深める機会となりました。
交流会では、台湾の茶酒企業が自身の製品やブランドを紹介し、各製品の魅力や文化的背景を詳しく説明しました。これにより、日本の企業は「天茶地酒」ブランドへの理解を深め、台湾農産品の魅力を再認識する機会となりました。参加者の中には、台北駐日経済文化代表処の関係者や日本台湾商工会のメンバーも含まれ、台湾農業ブランドの国際市場進出に対する強い支持を表明しました。
台中分署の陳分署長は、「天茶地酒」は単なる農産品のプロモーションを超えるものだと強調し、農村の再生や産業高度化を目指していると述べました。ブランド統合やリソースの連携を通じて、台湾の農産品の価値を高め、地域の文化をより現代的に発信していく方針です。この取組は、台湾中部地域の茶や酒の香りを世界に届け、その魅力を広める重要なステップとなります。
今後も台湾農業部は「天茶地酒」ブランドを通じて、国際交流や協力を推し進め、台湾の美しい農村とその無限の可能性を世界に伝えていくことでしょう。台湾と日本の関係がさらに深まることを期待してやみません。