岡山大の技術職員受賞
2025-11-04 00:51:31

岡山大学の技術職員がTCカレッジで奨励賞を受賞し、研究支援の未来を切り拓く

岡山大学の技術職員がTCカレッジで奨励賞を受賞



国立大学法人岡山大学の総合技術部に務める藤井匡寛技術専門職員が、2025年10月15日に行われた「令和7年度TCカレッジ技術・研究支援発表会」にて、名誉ある奨励賞を受賞しました。この発表会は、東京科学大学が中心となって開催されたもので、技術職員の技術力や研究支援力を高め、プレゼンテーションスキルを強化することを目的としています。

TCカレッジとは



TCカレッジは、令和3年度から東京科学大学が設立した、技術職員を対象とした高度人材育成プログラムです。専門分野に応じたカリキュラムを履修し、論文を執筆した後、高度な技術力を備えた技術職員を「テクニカルコンダクター(TC)」として認定する仕組みが整っています。岡山大学は令和4年度からこのプログラムに参加しており、既に3名の職員が「テクニカルマスター(TM)」として認定されています。

現在、岡山大学では10名以上の技術職員がTC認定を目指し、さらなる専門性を磨くために努力しています。特に新たに設立された医工系コースでは、実践的な技能と知識を習得し、研究現場での信頼を高めるための取り組みが進められています。

発表会の内容



藤井技術専門職員は、「動物実験の総合支援」と題したプレゼンテーションを行い、過去の研究支援活動と今後のビジョンについて熱心に語りました。優れた発表を行った6名の中の1人として選ばれた藤井職員は、自身の経験を活かし、研究現場での技術職員の重要性を示しました。

技術職員の価値向上



藤井専門職員は受賞後、「多くのことを吸収して、信頼されるパートナーとして質の高い支援を提供したい」と抱負を語りました。また、総合技術部の佐藤法仁副理事は、「藤井技術専門職員の受賞は非常に喜ばしいことであり、このような場を設けてくださった関係者の皆様に感謝の意を表したい」とコメントし、職員の専門性を高めるための努力を支援することを強調しました。

今後の展開



岡山大学は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されており、テクニカルコンダクターや技術プロジェクトマネージャーの育成に注力し、技術人材の高度化を進めています。事業の一環として、技術職員を研究者のパートナーとして位置づけ、先進的な取り組みを通じて、新しい価値を創出するナレッジワーカーの育成を目指しています。

地域と共に発展する岡山大学は、今後も研究大学としての役割を果たし、科学技術やイノベーションの推進をリードすることが期待されています。これらの取り組みに注目が集まる中、地域社会における大学の役割がさらに強化されていくことでしょう。今後も岡山大学とその技術職員の取り組みから目が離せません。


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