大佛次郎賞受賞記念
2025-02-08 11:18:26

【横浜】第51回大佛次郎賞受賞記念講演会のご案内と受賞者の著作について

第51回大佛次郎賞受賞記念講演会のご案内



2025年6月、横浜市で特別な講演会が行われます。この日、多くの文学ファンが注目するのは、日比野啓が受賞した第51回大佛次郎賞に関する記念講演です。受賞作『「喜劇」の誕生 評伝・曾我廼家五郎』は、演劇界の歴史や文化を深く掘り下げた内容となっています。

日程と場所



  • - 日時: 2025年6月1日(日)14:00開演(13:30開場)
  • - 会場: 横浜市開港記念会館講堂
横浜市中区本町1丁目6番地

日比野啓は、演劇人の戦争協力の実態について、曾我廼家五郎と長谷川伸という二人の著名な演劇人を取り上げます。彼らは戦前・戦中に広く支持を受けましたが、その活動は国の方針に反発されることもありました。

講演のテーマ



日比野の講演では、次のテーマが扱われます:
「戦争協力できなかった演劇人―曾我廼家五郎と長谷川伸」
このテーマからは、戦争期の日本における文化人の立ち位置や、演劇という表現形態がどのように社会と関わっていたのかが浮かび上がります。

チケット情報


チケットは900円(全席自由)で、以下の方法で購入可能です:
1. チケットぴあ(Pコード:655-764)
- 2月15日(土)10:00から5月31日(土)23:59まで
2. 大佛次郎記念館窓口
- 2月15日(土)10:00から5月31日(土)16:00まで

当日券も販売されますが、残席がある場合のみ12:30から会場にてお求めいただけます。
講演会のチケット提示で、大佛次郎記念館の特別展示も見ることができます。

受賞作について



受賞作品『「喜劇」の誕生 評伝・曾我廼家五郎』は、曾我廼家五郎が日本の喜劇界の基礎を築いた役割を詳細に探求しています。彼の作品や人生を通して、戦前から戦中の日本の社会や文化を俯瞰し、当時の政治的背景との関連性が明らかにされています。
  • - 著者: 日比野啓
  • - 出版社: 白水社
  • - 内容: 日本の喜劇界を代表する曾我廼家五郎の生涯とその影響を考察した評伝であり、彼がどのようにして演劇の伝統を築き、またその中で戦争と向き合っていたのかを描いています。

日比野啓からのメッセージ



日比野啓は、戦後80年を経て、文学者や演劇人が抱える戦争責任の問題に向き合うことの重要性を強調しています。曾我廼家五郎と長谷川伸がどのように国の期待に応えようと奮闘したかを通して、文化人の葛藤が現代にどのように影響を与えているのかについて考察します。

この講演会は、演劇の過去を振り返るだけでなく、未来の文化のあり方についても多くの示唆を与える場となることでしょう。ぜひ足を運んでみてください。


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