新たな蓄電池ユニットで暮らしを支える
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(以下、OSS)は、2020年に登場したマルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」に新しい蓄電池ユニットを追加しました。これらのユニットは、環境にも配慮しつつ、便利さと機能性を兼ね備えています。特に、屋内設置用の6.5kWhタイプと9.7kWhタイプの2機種は、国内最小クラスのスペースを誇り、暮らしのどこにでもフィットするデザインです。
近年、自然災害の増加や電気料金の高騰などから、非常用電力供給のための蓄電システムに対するニーズが高まっています。太陽光発電の卒FITによる影響もあり、再生可能エネルギーを自家消費するための蓄電池はますます重要な存在となっています。それに呼応するように、OSSはより使いやすく、高性能な蓄電システムを提供することを目指します。
主要な特長
1. 大幅な小型化
本シリーズの蓄電池ユニットは、従来機と比べて容積を約27%削減しています。このスペースの小型化により、利用者の住環境に合わせた柔軟な設置が可能となり、限られた屋内スペースでも無理なく配置できます。さらに、小型化によって設置面積も14%小さくなり、実用性が向上しました。
2. スタイリッシュなデザイン
外観デザインにも工夫が施されており、ホワイト系で統一されたスタイリッシュな外装が特徴です。特に、6.5kWhタイプは厚さ137mmと最薄クラスのスペックを持ち、玄関や廊下に違和感なく設置できる点も魅力です。これにより、見た目にも配慮しつつ、機能性を損なうことなく生活の質を向上させることが可能です。
3. 寒冷地への対応
新しい蓄電池ユニットは、使用する周囲の温度範囲を従来モデルの-10℃から-15℃へと拡大しました。これにより、より寒い地域でも安心して使用できるようになり、今まで設置が難しかったエリアへの対応が実現しました。これにより、幅広い地域でのニーズに応えることが可能です。
充実したシステム構成
OSSの蓄電システムは、単機能型、ハイブリッド型、全負荷バックアップ型といった多彩な選択肢を提供しています。それぞれのシステムは、目的やライフスタイルに合わせて自由に組み合わせ可能で、特に全負荷型ハイブリッドシステムは、停電時でも自宅の全ての電力をバックアップすることができるため、安心感があります。この柔軟さが、現代の不確実なエネルギー環境に適したソリューションとなっています。
最先端の技術
オムロン ソーシアルソリューションズは、これまでにも数々の社会公共システムを開発してきました。これにより、エネルギー、労働力、そして社会的課題など広範な問題に対して、先端技術を用いた解決策を提供しています。
OVCなどの駆使されたIoT技術やAI、ロボティクス技術の導入により、今後も安心・安全・快適な社会の実現に向けた貢献を続けていく予定です。新しい蓄電池ユニットは、その一環として、より良い未来を支える重要な要素となるでしょう。
まとめ
これらの新しい蓄電池ユニットは、生活スタイルに合わせた柔軟なエネルギー管理を可能にします。地域社会におけるエネルギー問題の解決に向け、持続可能なライフスタイルを実現するための一手となるこの蓄電システムは、今後の暮らしにおいて欠かせない存在となることでしょう。ぜひ、その利便性を実感してみてください。