#濱口梧陵国際賞 #三村信男 #StefanoTinti

2025年濱口梧陵国際賞受賞者決定！日本とイタリアの2名が栄誉を獲得

2025年濱口梧陵国際賞受賞者が決定

2025年濱口梧陵国際賞（国土交通大臣賞）の受賞者が、令和7年10月31日に発表されました。この賞は、津波や高潮に対する防災・減災に貢献した国内外の個人や団体を表彰するもので、今年は日本から三村信男博士、イタリアからStefano Tinti博士の2名が受賞します。

濱口梧陵国際賞の意義

この賞は、特に東日本大震災を機に、津波防災の啓発と普及の重要性が認識されたことから始まっています。2016年に創設され、世界津波の日への意識向上を目的にしています。授賞式は、2023年11月11日、東京の海運クラブで行われ、記念講演会も予定されています。

受賞者の紹介

三村信男博士は、茨城大学の名誉教授であり、津波防災に関する数々の研究をしてきた実力者です。特に日本国内における防災教育や地域の防災体制の強化に寄与しています。

一方のStefano Tinti博士は、イタリアのボローニャ大学で母校招聘教授として活躍しており、国際的な防災技術の普及に努めています。彼の研究は、津波に対する国際的な理解を深める重要な役割を果たしています。

授賞式・記念講演会の概要

- 日時: 2023年11月11日（火）

- 授賞式: 16時00分〜
- 記念講演会: 17時00分〜

- 場所: 海運クラブ（東京都千代田区平河町2丁目6-4）

授賞式では、2025年濱口梧陵国際作文コンテストの入賞者発表も行われます。このコンテストは、若い世代に防災について考えるきっかけを提供することを目的にしています。

濱口梧陵とは

濱口梧陵は、19世紀に和歌山県広川町で生まれた実業家であり、社会事業家として地域の防災に尽力しました。1854年の大地震や大津波の際には、自らの知恵を使って村人を安全な場所に避難させたことが特に有名です。彼が私財を投じて構築した防波堤は、1946年の再び訪れた津波の際に多くの命を救いました。彼の功績は、現在の津波防災意識の根底を成すものであり、その精神がこの賞に込められています。

このように、濱口梧陵国際賞は、未来の防災に向けて重要な役割を果たしていると言えるでしょう。受賞者の活躍が、今後の防災教育や技術開発に寄与し、多くの人々に安全な未来をもたらすことを期待しています。