プロシップ、2025年3月期決算を発表し過去最高の業績を達成
株式会社プロシップ(本社:東京都千代田区、銘柄コード:3763)が、2025年3月期の決算を発表しました。結果は、売上高が7,564百万円で前期比11.0%増、営業利益は2,309百万円で同41.5%増、経常利益は2,431百万円で同29.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益は1,930百万円で同43.0%増となりました。また、配当予想は1株あたり55円から63円に増加する見込みです。
2025年3月期の業績概要
当社グループは、主力事業である固定資産管理ソリューションにおいて、既存顧客へのバージョンアップやインフラ業界における案件の推進を通じて、大企業や中堅企業の業務効率化と経営管理の強化を支援しています。特に、案件規模の大型化や、案件密度の向上が売上増加に寄与しています。さらに、品質管理の強化や生産性向上の取り組みにより、売上原価の抑制にも成功しました。
また、取締役および従業員に向けた譲渡制限付株式報酬制度を導入し、業績に応じた賞与を還元しています。これに加え、直近では新しいSaaSソリューション「ProPlus+」をリリースし、未来の成長に向けた投資を積極的に行っています。これらの取り組みにより、販売費および一般管理費も抑制することができ、税金調整前の当期純利益が増加しました。一方で、人財投資や製品開発投資によるコストが影響し、法人税等の負担が増加しています。
配当予想について
持続的な成長を見据えた先行投資と、収益力の向上を図るため、当社は配当性向40%以上を維持しつつ、株主還元に力を入れています。今回の業績予想の上方修正に伴い、親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に増加し、配当予想を1株当たり55円から63円に修正することを決定しました。
プロシップについて
株式会社プロシップは「Speciality for Customer」を基本理念に、固定資産管理分野で高い専門性を持つサービスを提供しています。主力製品である「ProPlus」は、各業界の大手企業の50%以上に利用され、シリーズ累計で5,454社に達しています。この製品は、世界中でグローバル統合を実現する唯一の固定資産システムとして評価されており、28か国に及ぶ導入実績があります。2024年4月には、電力会社向けの固定資産管理システム「ProPlus for Electric Power Company」を、12月には新しいSaaS製品「ProPlus+」をリリース予定です。
プロシップは、今後も世界中の企業に対して、独自の専門性を持った価値を提供し続けていきます。