WiseVineの新システム
2025-02-17 10:34:21

自治体向け予算編成システムの新たな展開 WiseVineと財ラボが連携

WiseVineと財ラボが手を組み、新たな予算編成システムを発表



株式会社WiseVine(愛媛県松山市)と一般社団法人新しい自治体財政を考える研究会(財ラボ)が、自治体向けの予算編成・経営管理システム「WiseVine Build & Scrap」のデモ環境を無料で公開することを発表しました。この取り組みは、持続可能な自治体運営を目指すための重要なステップとして注目を集めています。

背景と設立目的


近年、日本の自治体は物価の高騰や少子高齢化に伴う社会保障費の増大など、厳しい財政状況に直面しています。このため、予算の効果的な編成や執行、財政の透明性が求められるようになりました。

この社会情勢を踏まえ、財ラボはわずか2年半で670名以上の会員を有するコミュニティに成長し、専門的知見が集まる場所として機能しています。そこで浮き彫りになったのは「既存事業の見直しが進まない」という予算編成業務の課題です。

Build & Scrapの特徴


WiseVineが提供する「Build & Scrap」は、事業の優先順位を明確にし、行政の予算と評価を結びつけることで、効率的な予算編成を実現するシステムです。このシステムはすでに愛媛県庁や内閣官房で導入されている実績があります。

連携協定とデモ環境の提供


今回、両社は「持続可能な自治体運営」を実現するために連携協定を締結しました。この協定に基づき、自治体の予算編成プロセスの効率化を図るため、財ラボ会員向けにデモアカウントの提供を開始します。

デモ環境では、ダミーデータを用いて実際の業務を模擬できます。参加者は、システムの使い勝手や機能について自由に意見や感想を寄せられます。提供は2025年2月17日以降、順次行われます。

主な機能紹介


この新しいシステムには、さまざまな便利な機能が搭載されています。主な機能は次の通りです:
1. 分析機能:事業費の推移や予算額を可視化し、直感的な判断を可能にします。
2. 差分比較機能:変更点が一目で把握でき、意思決定のスピードを加速します。
3. クロス集計機能:簡単に分析資料を出力でき、手間を省きます。
4. 政策体系機能:全体像をツリー図で可視化し、目標とKPIも明鮮にします。

無償版の利用と今後の展望


デモ環境が公開されると同じタイミングで、財ラボ会員限定で無償版の利用も受付けが開始されます。無償版では各自治体のリアルデータを使用した運用が可能となります。

この取り組みにより、自治体の財政運営を支援し、透明性のある持続可能な運営を実現することが期待されています。今後の展開にもぜひ注目してください。

まとめ


WiseVineと財ラボが連携した新しい試みは、自治体の財政課題の解決に向けて大きな影響を与えると考えられています。無償版の提供により、より多くの自治体がこのシステムを活用し、それぞれの地域における課題解決に寄与していくことでしょう。今後も両社の活動から目が離せません。


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