業務動画の検索革命!「クラストリーム AI リサーチ」β版が登場
企業向けの業務用動画配信システム「クラストリーム」を提供する株式会社アイ・ピー・エルが、画期的な新機能「クラストリーム AI リサーチ」のβ版を発表しました。リリース日は2025年5月7日で、今後の人的資本管理や動画研修の革新に期待が寄せられています。
AIによる瞬時の動画検索
この新機能は、ビデオの中から必要な情報を瞬時に検索できる能力を持っています。質問することで、関連する動画を即座に表示し、必要な情報にはタイムスタンプが付加されます。講義や研修など、あらゆる形式の動画を「検索可能なナレッジ資産」に変換することを目的としており、これにより企業の動画資産の利活用が飛躍的に向上します。
特に注目すべきは、従来の文章データにのみ使用されていたRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術が、動画に適用されたことです。この開発は日本国内で初めての試みであり、企業が持つ大量の動画資産を有効活用するための大きな一歩となります。
企業が直面する人手不足の打破
近年、急速に進む人手不足。特に日本の多くの企業は、優秀な人材の確保と育成に苦しんでいます。「クラストリーム AI リサーチ」は、その解決策の一環として導入されることが期待されています。3月期決算からは上場企業に対して人的資本情報の開示が義務化され、企業は新たな価値評価の基準に直面しています。教育投資の効果を早期に見える化することは、投資家やステークホルダーに対する信頼構築にもつながります。
具体的な成果を得られる
「クラストリーム AI リサーチ」を導入する企業には、以下のような4つの成果が見込まれています。
1.
研修・OJT時間の短縮: 従来の平均10時間から、導入後は2〜4時間にまで大幅短縮される見込みです。
2.
立ち上がり期間の短縮: 新人・異動者が業務に独り立ちするまでの期間が、従来の2ヶ月からわずか1ヶ月に削減されます。
3.
暗黙知継承の効率化: ベテラン社員が退職した後も、その知識を動画で再利用することが可能になります。
4.
IR開示の効率化: 学習ログや視聴データが自動で集計され、人的資本開示用のレポート作成が容易になります。
実際の導入事例
現在、放送関連企業などで早期に導入が進められており、すでに研修時間が大幅に短縮された事例もあります。この成功事例が今後の展開に大きな期待を寄せる要因となっています。
今後の展開
「クラストリーム AI リサーチ」の機能は今後も拡充される予定です。人的資本ダッシュボードをはじめ、RAG検索の使用状況可視化、PDFやスライドの分析機能、スマートフォン対応など、多岐にわたる強化が計画されています。特に、AIエージェント化や自動要約・FAQ生成などの機能は、企業の実務において大きな変革をもたらすでしょう。
「クラストリーム」とは
「クラストリーム」は、ビジネス向けの動画配信システムで、研修や会議、社内イベントの配信などに利用されています。すでに1,500社以上で導入され、累計利用者数は100万人を超えています。
会社概要
株式会社アイ・ピー・エルは神奈川県厚木市に本社を置き、動画配信サービスとコンピュータソフトウェア開発事業を提供しています。詳細に関するお問い合わせは、046-295-3971までご連絡ください。今後の「クラストリーム」の進展にぜひご期待ください。