神奈川・弥栄高校サッカー部に新ユニフォーム寄贈！OB支援の成功例

弥栄高校サッカー部新ユニフォーム寄贈の意義

神奈川県立相模原弥栄高等学校の男子サッカー部は、全国大会出場を目指して日々練習に励んでいる強豪校です。そして、このたびその部に新しいユニフォームが寄贈されました。寄贈を行ったのは、同校の卒業生である株式会社RIPPLEの代表取締役、吉川大空氏です。新しいユニフォームの寄贈は、単なる物の支援に留まらず、選手たちの士気を高め、部活動を支える大きな意味があります。

背景にある部活動の経済的困難

最近、部活動の運営には多くの経費がかかることが問題となっています。交通費や宿泊費、さらにはユニフォームや合宿費など、年間で10〜15万円もの負担が生じることが調査結果から示されています。文部科学省は「部活動の地域移行」を進め、保護者の負担軽減を図ろうとしています。しかし、依然として高校スポーツにおける経済的負担は厳しい状況です。

OB支援の重要性

そんな中、OBやOGによる母校支援が広がっています。日本全体で、教育分野を含む個人寄付総額は年次推計で約1兆円に達しているというデータもあります。これにより、学用品やユニフォーム、設備寄贈などが行われることで、家庭負担を軽減し、チームの団結力を高めることが期待されています。

弥栄高校サッカー部の新しいユニフォームも、まさにその一環として位置付けられています。OBから贈られた心の寄付は、選手たちにとって大きな励みとなり、挑戦の原動力となるのです。

新ユニフォームには希望が詰まっている

寄贈されたのは、公式戦用のユニフォーム25枚と練習着80枚で、総額にして約50万円相当。吉川氏は公式戦の舞台で着用されることを念頭に、胸や袖口に「STREAM」のロゴを施しました。これまでの経験を胸に、選手たちは新しいユニフォームを身にまとい、さらなる挑戦を誓いました。

ユニフォーム贈呈式

贈呈式では、吉川氏が直接選手たちにユニフォームを手渡ししました。その瞬間、選手たちの目には未来への希望が宿り、新ユニフォームを通じて「絶対に勝つ」という強い意志が表れました。

地域へつながる絆

新しいユニフォームの寄贈により、地域社会との結びつきも強化されます。高校生の活躍は地域の活性化にもつながり、地域全体が元気づけられるのです。また、OBや地域企業の参加を促すことで、さらなる支援の輪が広がることにも期待が寄せられています。

吉川氏は、「弥栄での経験が今の私の原点。彼らにはさまざまな挑戦を通じて成長してほしい」と語り、全力で後輩たちを応援する意欲を示しました。