次世代型太陽電池の普及が神奈川で進む
神奈川県が推進する次世代型太陽電池の普及プロジェクトが始動します。このプロジェクトは、「薄くて軽く、曲げられる」特長を持つペロブスカイト太陽電池など、革新的な技術を用いた新しい太陽電池の普及を促進するものです。
1. 実証事業の詳細
県では見える化を図るため、実証事業を行うことを決定しました。以下の5件が採択され、準備が整い次第、順次プロジェクトが稼働します。
1.
神奈川中央交通株式会社 - 平塚営業所管内の路線バス
2.
日産自動車株式会社 - 日産神奈川販売R1東戸塚店
3.
株式会社PXP - FUN+TECH LABO、県庁渡り廊下
4.
株式会社ベイサン - 神奈川県総合防災センターなど
5.
株式会社マクニカ - 箱根湯本駅、早雲山駅
これらの事業が進行することで、県民や事業者がこの新技術に触れる機会が増え、理解が深まることを期待しています。
2. かながわ脱炭素推進会議との連携
次世代型太陽電池の需要創出に向け、オール神奈川での取り組みが進められます。企業、大学、自治体、金融機関、団体、県民が一体となって参加する「かながわ脱炭素推進会議」、その下で新たに立ち上がるプロジェクトが本事業を支えます。
このプロジェクトには、学識経験者や電池開発メーカー、設置希望企業、銀行、自治体など、約40の関係者が参加し、実証事業等を活用する計画です。さらに、倉庫の屋根などへの設置を視野に入れたケーススタディを行い、次世代型太陽電池の普及に必要な課題を洗い出すなど、具体的な行動を促進します。
第1回プロジェクト会議
- - 開催日:令和7年7月30日(水)14:00-16:00
- - 場所:神奈川県庁西庁舎703会議室
- - 内容:次世代型太陽電池の開発状況や課題の共有、ケーススタディ設定
取材希望者には頭撮りの機会があり、前日の連絡で対応します。
3. 終わりに
神奈川県の取り組みは、2050年の脱炭素社会実現に向けて重要なステップといえます。次世代型太陽電池の普及を通じて、地域経済の活性化と環境保全を両立することが期待されています。県民の皆様もぜひ、この取り組みに注目してみてはいかがでしょうか。