ロケットエンジン開発のMJOLNIR SPACEWORKS、4億円の資金調達を成功させる

MJOLNIR SPACEWORKSが4億円の資金を調達

ハイブリッドロケットエンジンの革新を目指す株式会社MJOLNIR SPACEWORKS（ミヨルニア・スペースワークス、略称：MSW）が、シリーズA+ラウンドにおいて合計4億円の資金調達を成功させました。今回は、IncubateFund、UntroD Capital Japan、三菱UFJキャピタルの3社が引受先となり、第三者割当増資を行いました。この結果、同社の累計資金調達額は8.5億円に達しました。

この資金調達の背景には、ハイブリッドロケットエンジンの高度化や新規採用、さらには海外市場への進出を加速させる狙いがあります。代表取締役のTor Viscor（ビスコア・トール）氏は「この支援を受けてさらに成長を目指し、世界一のロケットエンジン大量生産を実現するための挑戦を続けていく」と語っています。

MJOLNIR SPACEWORKSの紹介

MJOLNIR SPACEWORKSは2020年に設立された会社で、本社を北海道札幌市に構えています。同社は航空機や宇宙機器、飛翔体等の設計や製造といった事業を展開しており、高い技術力と先進的な考え方で知られています。

彼らの主力製品であるハイブリッドロケットエンジンは、環境への配慮と高性能を両立させた次世代のエンジンとして注目を集めています。近年の宇宙ビジネスの盛り上がりを受け、同社の活動もますます重要性を増しています。

資金調達の意義

資金調達の成功は、MJOLNIR SPACEWORKSにとって大きな飛躍を意味します。この4億円を活用して、プロダクトの開発をさらに進めることが期待されます。また、新たな人材の採用や、技術力の向上にもつながることでしょう。これにより、同社の競争力は一層強化され、宇宙産業における存在感を高めることができるとしています。

今後は海外市場へのアプローチも強化し、国際的な競争にも乗り出す考えです。これにより、世界中の顧客に対して高性能なロケットエンジンを提供し、宇宙ビジネスのグローバルスタンダードを確立する目標を掲げています。