横浜・三溪園での新年をお祝いしよう!
2025年の初春、横浜市中区に位置する国指定名勝「三溪園」が特別なイベントを開催します。1月1日から3日間、横浜市指定有形文化財「鶴翔閣」が特別公開され、訪れる皆さんに新年の訪れを祝う伝統文化の数々を体験いただけます。
鶴翔閣の歴史と魅力
鶴翔閣は950㎡の広さを誇り、三溪園内でも最大の建物として知られています。原三溪はこの場所に住んでおり、ここで数々の文化活動が行われていました。日本画家たちが訪れて名作を生んだ歴史を持つこの場所で、伝統文化を深く体感することができます。特に、お正月という特別な時期に訪れることで、より一層の感動を得られることでしょう。
お楽しみイベントのラインナップ
箏曲演奏
日本の伝統楽器、箏(こと)の美しい音色を楽しめる演奏会が1月1日に行われます。演目には『春の海』や『千鳥』といった名曲が登場。心を落ち着ける音楽のひとときを過ごし、新年の始まりを華やかに彩ります。1回30分の演奏が4回にわたって行われ、予約はオンラインチケットサービス「Peatix」で簡単にできます。
庖丁式
1月2日には、食材を包丁と箸のみで扱う伝統的な調理法である「庖丁式」が実演されます。この儀式は平安時代に確立され、調理に対する心構えの重要性を体験する素晴らしい機会です。特別な演目『宝船之鯛』が楽しめます。
和妻
クライマックスを飾るのは、1月3日の「和妻」公演です。日本の伝統的な手品である和妻は、奈良時代にまで遡る歴史を持ち、観客を驚かせる様々なパフォーマンスが展開されます。演目『浮かれの蝶』やその他のマジックに魅了される特別な時間を提供します。
その他の楽しみ
三溪園では、他にも新年にふさわしい様々な催し物が用意されています。鶴翔閣内にはお正月を彩る生け花が飾られ、旧矢箆原家住宅では飛騨地方の花餅が展示されます。また、三溪園天満宮では学問の神様に初詣ができる別の楽しみも!
盆栽展
さらに、1月12日から26日までの間、松柏類や花梨などの美しい盆栽が展示される新春盆栽展も開催されます。盆栽に興味がある方は、手入れに関する相談もできますので、ぜひお立ち寄りください。
休園日のお知らせ
なお、三溪園は2024年12月26日から31日まで休園いたしますが、元日からは通常通り営業が再開されます。
三溪園について
三溪園は生糸貿易で名を馳せた原三溪によって創設され、1906年に一般公開されました。歴史的建物の数々が、自然の中に調和しながら配置され、美しい日本庭園を形成しています。開園以来、「美しいものはみんなで楽しむもの」という思想が受け継がれ、皆様をお待ちしています。
新年の特別な瞬間をぜひ三溪園で過ごし、古き良き日本の文化を体感してみてはいかがでしょうか。