神奈川から紡ぐ平和への願い展
戦後80年を迎えるにあたり、神奈川県で「神奈川から紡ぐ平和への願い展」が開催されます。この企画展は、戦争の記憶と平和の大切さを次世代に伝えることを目的としています。2025年に向けて戦後80年の意味を深く考える機会となるでしょう。
展示の概要
この特別展は、令和7年8月14日(木曜日)から20日(水曜日)までの間、かながわ平和祈念館で開催され、各日9時から16時30分まで開館しています。ただし、8月15日は行事のため一部展示が制限される点にご注意ください。入場は無料で、誰でも気軽にご来場いただけます。
展示内容は多岐にわたり、戦争で亡くなった方々の遺品や証言映像、戦中・戦後のさまざまな体験談を収録した展示も行われます。パネル約170点と、実物資料約100点が並び、観覧者はその中で深い戦争の歴史を感じることができるでしょう。さらに、県民から寄せられた「戦後80年・平和祈念メッセージカード」も展示され、平和への思いが繋がる様子が紹介されています。
特別イベントの開催
期間中には特別なイベントも用意されています。
語り部講演会・遺族手記朗読会
8月17日(日曜日)には、語り部による講演会と県遺族会の青年部による遺族手記の朗読会が行われます。
- - 時間: ①11時から12時、②13時から14時
- - 講演内容: ①「戦争と家族の絆—父の遺言と母の手記を通して—」講演者:三杉克篤さん(秦野市) ②遺族手記「逢いたかった」朗読会
場所は2階のやまゆりです。
慰霊茶会
抹茶と和菓子を楽しむことができる慰霊茶会も2回実施されます。
- - 日時: 8月17日(日曜日)10時から11時、12時から13時
- - 定員: 各回30名(先着順)
会場は2階の和室で、当日9時から整理券を配布します。
神奈川県戦没者慰霊堂本堂開放
普段は公開されていない神奈川県戦没者慰霊堂の本堂も特別に開放されます。展示ケース内では遺品や、神奈川県戦没者追悼式に献納された折り鶴が見られ、その数は驚くべき54,000羽を超えます。
- - 日時: 8月15日(金曜日)から20日(水曜日)
- - 開館時間: 各日9時から16時30分(15日は15時まで見学不可)
取材に関するお知らせ
取材を希望するメディアの方は、2日前までにご連絡いただければ、会場内の取材が可能です。必ず自社の腕章または名札を着用してください。
お問い合わせ
開催に関するお問い合わせは、神奈川県福祉子どもみらい局へ。詳細な情報は公式の案内をご覧ください。
この特別企画展は、戦後の記憶を思い出し、平和の大切さを再確認する貴重な機会です。一人でも多くの方のご来場をお待ちしています。