ケアキャスト育成
2025-07-24 15:43:47

横浜病院が新たなケアキャスト育成プログラムを導入!

横浜病院が新たにケアキャスト育成プログラムを始動



横浜市緑区にある医療法人社団元気会横浜病院では、今年度からケアキャスト(看護補助者および介護職)を対象としたレベルアッププログラムの導入を発表しました。これは、2025年度を見据えたもので、将来的な医療介護の人材育成と労働環境の改善を目指しています。

未来の介護を支える人材の育成



2040年には高齢者人口がピークを迎えると予測されており、医療・介護分野での人材確保が重要な課題とされている中、横浜病院は昨年度の診療報酬改定に基づくベースアップ評価を受け、介護職員の処遇改善を行った結果、今年度より新たなプログラムを始動する運びとなりました。このプログラムでは、目標を持って長く働き続けられる体制を整え、ケアキャストへの魅力を高めることを狙っています。

プログラムの詳しい内容



このレベルアッププログラムは、レベル0からレベル5までの6段階に分かれており、各レベルごとに目指す姿や関連する研修が設定されています。上位レベルへの昇進は、本人が申請を行い、レベル0から2は書類審査、レベル3以上は書類審査と面接が行われます。合格者には認定証が授与され、該当レベルの手当が支給される仕組みです。

特にレベル5に達した職員は、自身の興味に応じてマネジメント、スペシャリスト、職域拡大、ジェネラリストの各コースに進むことができます。これにより、さらなるスキルアップと専門性の向上を図ることが期待されています。

ケアキャストとは



横浜病院では、看護補助者や介護職を「ケアキャスト」として独自に呼称しています。これは、高齢者を対象とした療養型病院であるため、看護補助者も多くの介護業務に従事しており、「補助」という立場ではなく、専門職としての自負を持って業務にあたることを意味します。入職後1〜2ヶ月間は、介護開発室にて、専門的なインストラクションを受けることで、介護の基礎をしっかりと学びます。

介護の質向上に向けた取り組み



また、横浜病院では、介護福祉士国家試験対策講座や実務者研修なども行っており、ケアキャストの資格取得を支援・促進しています。新卒採用も行い、未来の介護を担う若手人材の教育に力を入れています。このプログラム導入により、教育体制を強化し、人材の定着と質の向上を図っています。

看護部のコメント



看護部長の平尚美さんは、「以前から新入職員に対して約2ヶ月間の研修体制を整えてきましたが、今回のプログラムはより一層のスキルアップとケアの質向上を目指すものです。今後も内容の充実に努め、ケアキャストのモチベーション向上に繋げていきたい」と述べています。

病院の概要



横浜病院は1981年に開院されて以来、高齢者に寄り添った質の高い医療・介護サービスを提供してきました。身体拘束ゼロ活動や認知症ケアのユマニチュード®の導入など、医療と介護において専門性の高いケアを実践しています。特に認知症ケアや慢性期医療に注力し、優れた医療サービスの提供を目指しています。これからも「人」を重視した人材育成に努めていく考えです。

施設情報


  • - 病院名:医療法人社団元気会 横浜病院
  • - 住所:神奈川県横浜市緑区寺山町729
  • - 理事長:北島明佳
  • - 病床数:326床
  • - 病院ホームページ公式サイトはこちら
  • - お問合せ先:045-933-1011(広報室)


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