金沢市での改修工事
2025-10-16 13:07:19

三菱重工、金沢市の廃棄物処理施設改修工事を受注し環境対応を強化

三菱重工が金沢市の重要廃棄物焼却施設を改修



三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC)は、金沢市から一般廃棄物焼却施設である「金沢市東部環境エネルギーセンター」の基幹的設備改良工事を受注しました。このプロジェクトは、処理能力が250トン/日というストーカ式焼却炉の改修を含んでおり、2029年3月の完成が予定されています。

施設の概要と改修の目的



金沢市東部環境エネルギーセンターは、1991年に三菱重工の設計・施工によって完成しました。このセンターは、125トン/日のストーカ炉を2基、合わせて関連設備で構成されており、焼却による余熱を利用して3,000kWの発電能力を持っています。改修工事では、経年劣化や製造中止により保守が難しくなっている燃焼設備や排ガス処理設備などの主要機器を新しいものに交換し、施設全体の長寿命化と省エネルギーを図ります。また、改良された新燃焼制御システムを導入することで、より安定した燃焼環境を実現し、CO2排出量の削減も目指します。

近年の環境配慮の高まり



近年、廃棄物焼却施設の長寿命化や温暖化対策を目的とした改修工事は増加しています。これに対してMHIECは、環境装置の技術開発力を背景に、国内外での豊富な実績を持ち続けています。具体的には、建設から運営に至るまでの包括的なソリューションを提案し、施設の省エネ化と安定稼働の実現に向けた取り組みを進めています。

受注の背景と今後の展望



今回の受注金額は43億円(税抜)であり、実績に基づく提案力を強みに、さらなる受注拡大を図っていく方針です。既存の廃棄物処理施設の維持管理費用を含むライフサイクルコスト(L.C.C.)の低減を目指し、積極的に提案を行っていくことが期待されます。

まとめ



三菱重工の改修工事は、金沢市の廃棄物処理施設において重要な役割を果たすこととなります。新しい技術導入により省エネルギー化や長寿命化が図られ、環境問題にも寄与する内容となっていることから、大きな注目を集めています。これからの進展にも期待が寄せられるでしょう。


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