小机城の御城印販売について
横浜市にある横浜市歴史博物館では、特別な御城印「小机城」が限定で販売されます。この特別版御城印は、企画展「北条幻庵―横浜・小机城と関東の戦国―」の開催を記念したもので、デザインは幻庵のテーマに基づいています。デザインには、幻庵の象徴である「静意」印と、彼が製造させた短刀の倶利伽羅紋があしらわれており、金の箔押しが施された城名が美しいアクセントを加えています。また、題字は東京大学の宮﨑肇氏が手掛けており、特別感を高めています。
この御城印は、解説カードも付属しているため、興味を持った方はその背景や歴史情報を学ぶこともできます。
販売詳細
御城印は横浜市歴史博物館のミュージアムショップやオンラインショップで購入できるほか、2025年12月に開催される「お城EXPO 2025」でも販売予定です。販売は数量限定で、店頭は11月22日(土)午前10時から、オンラインショップは同日午前9時からスタートします。なお、販売枚数は700枚に制限されており、完売次第終了となりますので、早めの購入をおすすめします。
価格は800円(税込)です。御城印を手に入れるだけでなく、展示期間中にはさまざまな歴史資料も楽しむことができる企画展に参加する貴重なチャンスでもあります。
企画展「北条幻庵」について
北条幻庵(ほうじょうげんあん)は、小田原城を拠点とした北条氏の初代、伊勢宗瑞の四男で、戦国時代に生きた人物です。16世紀初頭に誕生し、約80年にわたる長い人生を送りました。彼は関東の戦国期における厳しい時代を見届け、様々な歴史の転換に寄与しました。
幻庵が関わった小机城の城主には、彼の子どもや養子が就任しており、城の成立において彼の影響力が大きかったことが考えられています。長寿を全うしたにもかかわらず、幻庵の存在はこれまであまり知られていませんでしたが、近年の研究によって彼に関する資料が発見され、その人物像が徐々に明らかにされています。
展示では、最新の研究成果を基にした多様な歴史資料を通じて、幻庵の個人史を探るとともに、横浜の戦国時代の姿を浮き彫りにします。
お城EXPO 2025での販売も決定!
さらに、2025年12月20日(土)と21日(日)には、国内最大級のお城ファンの祭典「お城EXPO 2025」がパシフィコ横浜ノース等で開催されます。このイベントでは、小机城跡を紹介するパネル展が行われるほか、通常版の御城印や武将印も販売される予定です。お城ファンや歴史好きな方々には見逃せないイベントとなることでしょう。
アクセス
横浜市歴史博物館は、横浜市都筑区中川中央1-18-1に位置し、横浜市営地下鉄センター北駅から徒歩わずか5分の距離にあります。博物館の外観も美しく、多くの歴史的展示を見学できるので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。