JFEエンジニアリングが廃棄物処理プラントの基幹的設備を改良
JFEエンジニアリング株式会社(以下、JFE)は、2025年3月25日付で、横浜市と北海道日高郡における廃棄物処理プラントの基幹的設備改良工事を受注しました。この改良工事は、廃棄物処理の効率を向上させるためのもので、期待される受注金額は合計約170億円です。
社会的ニーズに応える
近年、公共財の有効活用が社会的に求められており、特に廃棄物処理においては、施設の改修に加え先進技術の導入が重要視されています。これにより、環境負荷の低減とコストの削減が実現可能となります。JFEは、これらのニーズを踏まえた設備改良を行い、効率的な運営を図ることで、廃棄物処理に伴うCO₂排出量の削減を目指します。
このプロジェクトでは、蒸気タービンの効率を向上させることや、処理フローの改善により運転効率を最大化します。具体的には、2件の工事合計で、年間約5,100トンのCO₂削減を見込んでいます。また、設備の長寿命化を図ることで、ライフサイクルコストの低減も実現します。
各工事の詳細
1. 金沢工場焼却炉等改修工事
- - 発注者: 横浜市
- - 建設場所: 神奈川県横浜市金沢区幸浦二丁目7番1
- - 主な工事内容: 主要設備の改修およびタービンの効率化
- - 処理能力: 1,200トン/日
- - 完成予定年月: 2028年7月
- - 既存施設竣工年月: 2001年3月
この工事は、横浜市におけるゴミ処理を効率化する重要な役割を果たします。
2. 日高中部環境センター基幹的設備改良工事
- - 発注者: 日高中部衛生施設組合
- - 建設場所: 北海道日高郡新ひだか町静内真歌地内
- - 主な工事内容: 主要設備の改修および処理フローの改良
- - 処理能力: 38トン/日
- - 完成予定年月: 2028年2月
- - 既存施設竣工年月: 2003年3月
こちらの工事は地域の環境保全にも貢献するもので、設計段階から持続可能性を考慮しています。
JFEの使命
JFEエンジニアリングは、自社の技術力を各地の廃棄物処理プラントに活かし、環境保全や自治体のコスト負担の軽減に寄与すべく、基幹的設備改良工事を進めてまいります。これからも持続可能な社会の実現に向けて、さらなる技術革新に努めていく所存です。
本件に関するお問い合わせは、JFEエンジニアリング株式会社 総務部広報室までお気軽にどうぞ。