概要
国立大学法人岡山大学が指導する「微生物エクスプローラーズ」が2025年7月18日、鹿田キャンパスにおいて第4回ミーティングを開催しました。この取り組みは、異分野間の交流を促進し、研究拠点を形成することを目的としています。昨年の第3回に引き続き、ハイブリッド形式で行われ、教員や産学官連携の専門家など、計15名が参加しました。
開会の様子
ミーティングは、環境生命自然科学学域の守屋央朗教授の開会のあいさつからスタートしました。続いて、各分野の専門家による講演が行われました。医歯薬学域の大原直也教授は「抗酸菌の葉酸代謝とメチオニン代謝」について、同じく医歯薬学域の本田知之教授は「内在性ウイルス − 味方か?敵か?」と題し、ウイルスの役割についての新たな視角を提供しました。そして、医療開発領域の髙原政宏助教が「消化器疾患と細菌」についての講演を行いました。
質疑応答の後は、講演内容に基づく自由討論が行われ、参加者間で活発な意見交換が交わされました。特に、今後の学内の他の研究拠点との連携や、異分野融合による新たな研究シーズの発見に関する意見が多く寄せられました。さらに、産学官の協力の可能性についても話し合われ、今後の研究活動の展望が示されました。
交流会の開催
ミーティング終了後には、山田浩司研究教授の研究室で交流会が開催され、参加者同士のネットワークの構築も行われました。このような交流を通じて、異なる分野の知見を持つ研究者たちが互いに刺激を受け、新たな研究の展開が期待されています。
次回の予定
次回の第5回ミーティングは、2025年7月28日、津島キャンパスの共創イノベーションラボにて開催予定です。岡山大学は引き続き地域の中核として、特色のある研究活動を展開していく姿勢を強化しています。これにより、持続可能な開発を支援する大学としての役割を果たし、地域や世界の発展に寄与することを目指しています。
まとめ
「微生物エクスプローラーズ」の目的は、微生物を研究テーマにした研究者が気軽に交流できる場を提供し、共同研究や新たな学問の創設を促進することです。この活動を通じて、さまざまな分野の研究者が集まり、共同で新しい知識を生み出すことが期待されます。岡山大学の今後の動きに注目が集まっています。