神奈川発のサステナビリティ、三社の連携でカーボンニュートラルを推進

神奈川県横浜市に本社を持つ原貿易株式会社と、愛知県名古屋市のケイティケイ株式会社、大阪府東大阪市の株式会社ディエスジャパンの三社が、2025年に向けた持続可能な循環型社会の実現を目指し、カーボンニュートラル推進のための連携協定を締結しました。

連携の意義

この協定の目的は、リユーストナーカートリッジを活用し、脱炭素社会を果たすための具体的な取り組みを行うことです。各々の専門分野で得た知見を基に、情報共有や意見交換を行うことによって、より強固な環境改善体制を確立することが期待されています。また、取引先や地域社会に対しても、環境への意識を高める普及啓発活動を推進し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。

環境課題への取り組み

近年、世界各国で脱炭素やカーボンニュートラルの重要性が叫ばれる中、特に欧州ではサーキュラーエコノミーが注目されています。これは資源の循環利用を目指し、廃棄物を削減し、再利用を促進する考え方です。特にプラスチックの再生利用率が約21%にとどまっている現状の中で、リユーストナーカートリッジの重要性はますます増しています。

リユーストナーの役割

リユーストナーは、使用済みのトナーカートリッジを回収し、必要な部品を交換して再利用する製品です。この仕組みを利用することで廃棄プラスチックを削減し、CO2排出量の削減にも貢献します。三社の連携により、リユーストナーが持つ環境価値をさらに広める取り組みが進められるでしょう。

持続可能性の強化

原貿易の江守雅人代表取締役は、「人と環境にやさしい価値ある商品を提供する」ことを企業の方針として掲げ、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを行ってきました。また、地域貢献の一環として、神奈川県や横浜市での講演活動を通じて、脱炭素に関する情報発信を続けています。

一方、ケイティケイの青山英生代表取締役は、オフィスの未来を変えることをグループビジョンに掲げており、持続可能なリユーストナーを広めることで循環型社会の実現を確信しています。今後は顧客参加型システムを利用し、トナーカートリッジの完全回収を目指します。

ディエスジャパンの北條陽子代表取締役は、自社のリユーストナーが「脱炭素社会の実現」に貢献する製品であることを広く伝える考えを示しました。

未来に向けた挑戦

三社の連携協定は、脱炭素に向けた動きを強化する重要な一歩です。リユーストナーの活用を通じて、資源を最大限に活用し、廃棄物削減や環境保護に取り組む姿勢は、他の業界へも大きな影響を与えるでしょう。今後も三社は互いに協力しながら、持続可能な発展に向けた努力を続けていくことが期待されます。

持続可能な循環型社会に向けた新たな挑戦が、神奈川から始まります。蓄積された知見と技術を最大限に活かし、地域や業界への貢献を果たしていく姿勢が、多くの企業にも影響を与えていくことでしょう。