新型除細動器治療
2025-03-16 17:44:20

岡山大学で新型除細動器治療が保険適用に、心臓健康を守る新時代の始まり

最近、岡山大学病院で的新しい不整脈治療法「血管外植込み型除細動器(EV-ICD)」が保険適用されたことが発表されました。この新しい治療法は、命に関わる不整脈を抱える患者に対し、心臓に直接触れることなく安全性を高めることが期待されており、すでに国内で最初の手術が行われました。

EV-ICDとは?


EV-ICDは、従来の植込み型除細動器(ICD)と比較して、リード(導線)が心臓の外側に配置されることで、感染症のリスクを大幅に低減することが可能です。症状を感知する能力が高まり、患者さんの日常生活に対する影響を最小限に抑えられます。さらに、デバイス自体が小型化され、バッテリーの耐用年数も10年以上と長くなっているため、特に若年層の患者にも適した選択肢となっています。

手術の実績


岡山大学病院では、EV-ICDが保険適用された3月から、2件の植え込み手術が成功裏に行われました。これらの手術を受けた患者は、いずれも順調に康復を遂げており、今後さらなる患者にこの治療法が提供されることが期待されています。西井伸洋准教授は、この技術の導入により、心身の負担を軽減し、患者の生活の質(QOL)を高めることができるとコメントしています。

治療のメリット


EV-ICDの主な利点には、合併症のリスクが低いだけでなく、手術後の回復もスムーズである点が挙げられます。心臓に直接リードを植え込む従来の方法では、長期間使用することで生じるリードの断線や血管閉塞、感染といった問題がありましたが、EV-ICDによりこれらのリスクが軽減されています。

将来への期待


今後、EV-ICDが広く認知され、多くの患者に利用されることが期待されます。心臓病は日本においても高齢化に伴い増加しており、この技術は多くの命を救う可能性を秘めています。また、岡山大学に限らず、全国の医療機関での導入が進むことで、より多くの選択肢を患者に提供し、そのQOLの向上に貢献することでしょう。

まとめ


「血管外植込み型除細動器(EV-ICD)」による不整脈治療は、新しい医療の展望を開くものであり、これからの世代の心臓健康をサポートする重要な装置となることが期待されます。岡山大学によるこの取り組みは、日本の医療の最前線を示しており、今後も進展に注目が集まります。


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