次世代ロボット開発
2025-09-02 14:51:26

日本精工と人機一体が共同開発する次世代ロボット登場!

日本精工と人機一体が手がける次世代ロボット『アクティブキャスタ PalGo™ 高荷重タイプ』



日本精工株式会社(以下、NSK)と株式会社人機一体が、革新的なロボティクスプロジェクトを推進しています。この提携は、重量物の効率的な搬送を実現しつつ、全方向に自由に動ける機能を持つ『アクティブキャスタ PalGo™ 高荷重タイプ』の開発を目指しています。このプロジェクトは2024年3月に始動し、将来的には2025年12月に東京ビッグサイトで開催される国際ロボット展(iREX2025)での展示が予定されています。

プロジェクトの背景


アクティブキャスタ PalGo™は、NSKが開発したロボット向けの駆動ユニットで、その設計思想には「人とロボットが共存する未来」という想いが込められています。2022年に初めてコンセプトモデルが展示され、その後2024年4月には医療現場での搬送アシストロボットMOOVO™として市場投入されました。両社のニーズが重なった背景には、人機一体が狭い空間での重量物搬送のための全方向移動ユニットに取り組んできたことがあります。

デザインと開発


プロジェクトには、デザインシステムの専門家である根津孝太氏が参加。他社の人型重機のデザインを手掛けている彼が、PalGo™のデザインを担当します。根津氏は機能性と美しさを両立させたデザインを模索し、視覚的に「力の流れ」を表現することで、ユーザーに新しい価値を提供することを目指します。

デザインのコンセプトには、内部のメカニズムを見せる「inside out」や、駆動機構の魅力を視覚化することが含まれています。両社の協力により、製品自体の美しさと機能性が相乗効果を生み出すことが期待されています。

プロジェクトの進捗


プロジェクトのキックオフミーティングには、両社の代表者やデザイナーが一堂に会し、iREX2025での展示について議論しました。このイベントは、国内外から多くの来場者が予想され、両社の技術やデザインがどのように具現化されるのかが注目されています。具体的な展示内容やブースのデザインについては、2025年11月に発表される予定です。

目指す未来


NSKの近藤大介氏は、「このプロジェクトが社会課題解決に寄与できることを期待している」と語り、デザインによって機能が可視化されることへの興奮を示しました。一方、人機一体の野村方哉氏は、高荷重タイプの開発において、差動機構が「力を自在に操ること」に繋がるとし、PalGo™に命を吹き込む意義を強調しています。

デザイナーの根津孝太氏は、「次代を動かすものとなる」との確信を述べ、アクティブキャスタPalGo™高荷重タイプの美しさを可視化することに重きを置いています。

今後、この革新的なプロジェクトからどのような形で新しいロボティクス技術が誕生し、社会に影響を与えるのか、ますます目が離せません。2025年のiREX2025での展示が待ち遠しいところです。


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