OFC 2025で光通信展
2025-04-02 10:22:46

アンリツ、OFC 2025でNTTとともに先進的光通信技術を披露

最新技術の展示:OFC 2025でのアンリツとNTTのコラボレーション



2025年3月30日から4月3日まで、米国サンフランシスコで開催される「OFC 2025」は、光通信の最前線が集まる世界最大の展示会です。このイベントで、アンリツ株式会社は日本電信電話株式会社(NTT)との共同で、最先端の高速光ネットワーク環境「OFCnet」内に構築された、オープン標準に基づくIOWN APNの通信品質を検証するデモを行います。

IOWN APNの目的と重要性


光ネットワークの進化に伴い、柔軟性、拡張性、自律運用性が求められる中、オープン標準に基づくオールフォトニクスネットワーク(APN)の実現には、複数のベンダーが連携して構築することが必要です。この展示では、OpenROADM Demoブースに設置されたOpenROADM MSA準拠のROADMネットワークと、IOWN Networking Hubブースにあるデータセンタースイッチが連携して機能します。これにより、異なるキャリアやベンダーの機器間での相互接続を実現し、通信品質の向上を図ります。

MT1040Aによるリアルタイム検証


アンリツの提供するネットワークマスタプロMT1040Aは、400Gビット/秒の信号を2ポート同時に送受信できるコンパクトなハンドヘルド測定器です。このテスターは、イーサネット、OpenZR+、OpenROADMなどの各種標準に柔軟に対応し、レイテンシやスループットなどの通信品質をリアルタイムで監視します。

精密なデモ内容


展示では、MT1040Aがデータセンタースイッチに接続され、エンドツーエンドの通信品質検証が行われます。また、OpenConfig YANGモデルを採用したコントロールシステムとも連携し、通信品質をリアルタイムに検証することが可能です。これにより、ネットワークの効率的な検証やモニタリングが実現し、データセンターオペレーターや通信オペレーターの業務効率化に大きく寄与します。

今後の展望


アンリツは、OFC 2025を通じて、ネットワーク障害の検知や要因分析に役立つ試験ソリューションの提供を続けます。また、IOWN Global ForumやOpen ROADM MSAなどの各フォーラムとも連携しながら、APN技術の進化に取り組んでいくことを目指します。

展示情報


本展示は以下のブースで行われます。
  • - IOWN Networking Hub:ブース5029番
  • - OpenROADM Demo:ブース5128番

詳細については、アンリツの公式Facebookでもご覧いただけます。公式ページでは最新の情報が更新されていきますので、ぜひチェックしてみてください。


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