世田谷区でのデジタル省エネ実証事業が始まります
自然との共生を掲げる
Nature株式会社が、世田谷区と共同で新たな省エネ実証プロジェクトを立ち上げます。2025年7月1日から開始されるこのプロジェクトでは、デジタル技術を利用し、家庭におけるエネルギー消費を可視化することにより、省エネ行動を促進することが目的です。この実証に参加するための募集が、2025年5月12日より始まることが発表されました。
実証事業の詳細
本実証に参加するのは、世田谷区に在住の住民です。募集人数は最大400世帯となっており、参加者には
Natureが提供するスマホHEMS「
Nature Remo E2 lite」と、スマートリモコン「
Nature Remo Lapis」が支給されます。これらの機器を活用することで、家庭における電力の使用状況を可視化し、無理なく省エネを実現することを目指します。家庭用のエアコンを自動で制御し、アプリを通じて省エネ行動を促す仕組みです。
さらに、参加者をいくつかのグループに分け、異なる機器や制御方法を比較することで、省エネの効果とその持続可能性についても検証が行われます。個人の努力に頼らず、テクノロジーの力で持続可能な省エネが実現できるか、注目されるところです。
経緯と背景
この実証事業は、東京都が抱えるさまざまな課題を解決するために開催されるピッチイベント「
UPGRADE with TOKYO」の一環として、世田谷区に特化したテーマで実施されます。イベントでは、「電力使用量の見える化」を通じた省エネ行動の促進がテーマとなっており、数多くの企業の中からNatureが選ばれました。これにより、スタートアップとしての取り組みを実証する機会が与えられ、地域住民へのサービス提供が可能になるのです。
今後の展望
本実証の結果が期待されるのは、省エネ行動がどれだけ継続されるかという点です。電力使用量がどのように改善されるのか、また、家庭での省エネが単なる努力ではなく、テクノロジーを利用することによってどれだけ効率化されるのかを検証します。これにより、今後の家庭用省エネ関連機器やサービスの普及に繋げ、脱炭素社会に向けた取り組みを加速させることが可能になると考えています。
参加条件と応募方法
参加を希望される方は、以下の条件を満たす必要があります。
- - 世田谷区に在住であること
- - 提供された機器を譲渡や売却しないこと
- - 実証実験に協力し、必要な対応を行うこと
- - アンケートに回答すること
募集期間は2025年5月12日から5月31日まで。応募は指定の申し込みフォームから行うことが可能です。
この機会に、デジタル技術を活用した省エネの最前線に立ってみませんか。家庭でのエネルギー管理がどのように変わるのか、一緒に体験してみましょう。皆様のご応募をお待ちしています。