安田倉庫がロボット導入
2025-09-22 11:01:29

安田倉庫が大黒流通センターにピッキングロボット導入で物流の効率化を図る

安田倉庫が大黒流通センターでロボット導入



安田倉庫株式会社は、物流ロボティクス企業のラピュタロボティクスと提携し、ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を大黒流通センターに導入しました。これは同社にとって2つ目の拠点での稼働開始となります。

ピッキングアシストロボットの特徴


ラピュタPA-AMRは、効率的なピッキング作業を実現するため設計された自律型移動ロボットです。厚木営業所での導入成果を踏まえ、大黒流通センターでも業務の柔軟な対応が可能になりました。特に、既存の業務フローに合わせた機能の追加が重要な要素とされ、より効果的な運用が見込まれています。

業務改善の実現


導入前に実施した実業務環境におけるPoC(概念実証)では、ピッキング作業の最適化が図られました。その結果、人員は少なく、作業時間も短縮することができ、これにより業務の負担が軽減されました。ラピュタPA-AMRの導入によって、作業効率が2倍になる見込みが立ち、他の付加価値の高い業務に人材を再配置できるようになります。これにより、全体的な業務の最適化が実現されます。

柔軟な保管レイアウト


大黒流通センター内では、通路の幅を最小限に設計した保管レイアウトが採用されていますが、ラピュタPA-AMRは、このレイアウトを変更することなく導入が可能でした。これにより、最大限に保管スペースを利用しながら、生産性を向上させる柔軟性が生まれました。

安定したオペレーション


ピッキング作業の生産性には作業者の熟練度が重要ですが、ロボットから人に指示を出す形で標準化された成果を生み出す体制が構築されました。これにより、誰でも一定の作業品質を保ちながら対応できる力が付与され、需給に応じた安定した現場運用が可能になります。このアプローチは持続可能な物流システムの構築に寄与します。

データ活用とDX人材の育成


安田倉庫は、現場に蓄積されたデータを活用し、業務の可視化や分析を進めています。これにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)を担う人材の育成にも注力しており、マネジメントの高度化を図っています。

両社の協力体制


安田倉庫の大黒流通センターのマネージャーである平岡怜氏と石川黎氏は、ラピュタロボティクスの技術力に対して高い評価をしています。現場スタッフの声を反映し、円滑な導入プロセスが進められたことに感謝しています。さらに、生産性管理や短期人材の即戦力化を目指し、継続的な改善に取り組んでいく方針です。

物流現場のDX推進


さまざまな業務の安定化と省力化を実現してきた安田倉庫。営業企画部のチーフである森ヶ山貴久氏は、今回の取り組みについて「現場のオペレーションに合わせたソリューションを重視している」と述べています。今回の成果を踏まえ、さらなる展開を視野に入れたアプローチが進められています。

まとめ


安田倉庫とラピュタロボティクスの協力によって、物流業務における課題解決が進む中、今後も両社の取り組みから目が離せません。ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」がもたらす新たな物流の可能性に期待が高まります。


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