岡山大の研究発表
2025-01-26 02:38:21

岡山大学が地域社会との連携を深める研究発表を実施

岡山大学が地域社会との連携を深める研究発表を実施



2024年12月13日、岡山大学の大学院生である白石奈津栄さんが、「吉備学会」で「未病への意識改革」をテーマに研究成果を発表しました。この学会は地域社会と学術界の架け橋となることを目的に設立され、岡山経済同友会と岡山大学が協力しています。

白石さんは、初めに「老いの最適化としての生涯学習」についての基礎研究を行いました。彼女は日本語版AARC尺度を用いて、加齢に伴う意識の変化を科学的に測定し、その結果に基づいて生涯学習が高齢者の幸福感向上に寄与することを発表しました。この研究は日本心理学会や老年学会でも注目されており、専門家からの評価も高いものです。

次に発表されたのは、玉野市の漁業会社「邦美丸」との協力による「漁師の幸福感と未来展望」に関する研究です。ここでは漁業従事者がより良いライフワークバランスを得られるような取り組みについて分析し、漁業の働き方改革が他の業界にも良い影響をもたらす可能性が指摘されました。これは後継者問題や未就学問題を解決する大きな手助けになるでしょう。

この発表を受けて、基礎教育保障学研究所の城之内庸仁理事長や岡山大学の佐藤浩哉上級URAが研究の社会的意義についての意見交換を行いました。また、懇親会では研究者と地域住民が直接交流し、様々な意見が交わされ、実践的な意見交換が行われました。白石さんは、研究を通じて地域社会に貢献したいという意欲を表明し、さらなる連携の深化に向けた考えを示しました。

岡山大学では、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」などを通じて、学生たちが地域と連携した研究やプロジェクトの実施を推進しています。このような活動は、地域の課題解決を進めるだけでなく、大学生にとっても貴重な経験となるでしょう。学生や企業がこのような産学連携に興味を持った場合は、大学に相談することが奨励されています。

今回の研究発表は、岡山大学が地域社会と積極的に協力し、持続可能な未来に向けた新たな取り組みを進めていることを示しています。こうした知と地域の結びつきは、より豊かな社会を築くための鍵となるでしょう。


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