暑熱対策AIカメラ
2025-07-01 12:47:55

ポーラメディカルと安藤ハザマが連携、海外建設現場での暑熱対策AIカメラ導入を推進

ポーラメディカルと安藤ハザマの共同取り組み



近年、地球温暖化や異常気象の影響で気温が上昇し、建設現場における暑熱対策が急務となっています。このような中、ポーラ・オルビスグループの株式会社ポーラメディカルと、安藤ハザマは新たに暑熱対策AIカメラ『カオカラ』を開発し、今後の実証試験を行うことになりました。

海外での実証試験



この暑熱対策AIカメラ『カオカラ』は、ラオスやネパールの建設現場で実証試験を開始し、様々な顔立ちの作業員がいる環境での有用性を検証します。特に、国際的な多様性が求められる中、異なる気候条件下でのデータ収集が期待されています。『カオカラ』は約40万件の顔画像データをもとに、判定アルゴリズムを改良しているため、より正確な体調管理が可能になります。

これにより、現地の気候に対応した暑熱対策を実現し、グローバル展開を目指すことができます。

国内での挑戦



国内においても、『カオカラ』はすでに数百の建設・土木現場と製造業で導入される予定です。特に注目すべきは、安藤ハザマが自社の業務用チャットツール『direct』と連携したリアルタイムでの通知機能を開発した点です。これにより具体的な暑熱リスクの判定結果が出た際には、即座に管理者に通知され、迅速な対応が求められます。

暑熱対策の新しいスタイル



『カオカラ』は、顔をかざすだけでリアルタイムに体調や環境情報を分析し、ユーザーや管理者へ分かりやすく情報を伝えます。赤やオレンジの表示が出た際には、管理者側で迅速に対策を講じることができるため、チーム全体の健康と安全を守る仕組みになっています。

今後の展開



今後、この実証試験で得られた知見を活かし、より高度な暑熱環境への対処を実施していく予定です。また、AI精度の向上を目指し、各種業務アプリケーションとのさらなる連携を推進します。ポーラメディカルと安藤ハザマの連携により、建設現場における“熱中症ゼロ”を目指した取り組みは一層加速することでしょう。

現場で働くすべての人々に安全で快適な作業環境を提供するための技術革新は、ますます重要となっています。


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