未来の航空燃料へ
2025-03-27 11:57:10

「FRY to FLY Project」が拡大!未来の航空燃料へと変身する廃食用油

「FRY to FLY Project」が広がる!



株式会社東急モールズデベロップメントが参画する「FRY to FLY Project」が、さらに多くの商業施設に広がります。このプロジェクトは、国内で発生する廃食用油を使用して持続可能な航空燃料(SAF)を製造し、脱炭素社会を実現することを目的としています。2024年4月から、みなとみらい東急スクエアの飲食店舗にて廃食用油を集め、この取り組みを開始します。

プロジェクトの現状



すでにみなとみらい東急スクエアでは9つの飲食店舗から約2,700リットルの廃食用油を提供しており、2025年度には新たに木町田市のグランベリーパークや神奈川県横浜市のたまプラーザ テラス、港北 TOKYU S.C.など、合計7つの商業施設で約66,000リットルの廃食用油を集める計画です。このプロジェクトによって、年間およそ150トンのCO2排出削減が見込まれています。

『廃棄物処理コストが削減され、サプライチェーンも健全化された』といった店舗の声や、参加する新たな店舗からの『私たちの店から出た油が航空燃料になるとは驚きだが、環境に貢献できることが嬉しい』という反応も寄せられています。商業施設の拡大により、店舗運営コストを低減しつつ資源を効果的に活用することで、循環型社会と脱炭素社会の実現に貢献するのがこのプロジェクトの狙いです。

事業の背景と展望



「FRY to FLY Project」は、生活や飲食業から出る廃食用油をSAFに変えるという新たな価値創造を目指しています。日本では多くの家庭から廃食用油が発生していますが、現在その多くは廃棄され、回収された油の一部は海外へ輸出されています。このプロジェクトは、国内で発生する廃食用油を有効に活用するためのプラットフォームを構築することを目指しています。

さらに、2025年には家庭からの廃食用油を回収するイベントの開催も予定されており、家庭や地域社会全体での資源循環を促進する動きを強化していきます。商業だけでなく、地域全体が一丸となり、持続可能なまちづくりを進めるための側面が強調されています。

参加店舗の一例



「FRY to FLY Project」に参加する飲食店舗には、たまプラーザ テラスやグランベリーパークなどで見かけるとんかつ新宿さぼてんや丸亀製麺、WIRED CAFEなどが含まれます。これらの店舗が出す廃食用油は、次世代の航空燃料を製造するための原料として大切にされます。

このプロジェクトにおいて、東急モールズデベロップメントは、日揮ホールディングス株式会社やレボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYと連携し、実際のSAF製造プロセスの構築にも取り組んでいます。来る2024年末には、国内唯一となる国産SAF大規模生産プラントが完成予定で、そこで製造されたサステナブルな航空燃料が期待されています。

サステナブルな社会を目指して



当社は、地域の人々に寄り添ったサービスを展開しながら、より多くの人がサステナビリティ活動に参加できるための環境づくりを推進しています。今後も、企業や地域との共創を通じて、持続可能な社会の実現に向けての具体的なステップを踏み出していきます。「FRY to FLY Project」を通じて、私たちの未来がより環境に優しいものになることを期待しています。


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