プレゼントツリー20年目
2025-01-30 14:37:08

森と都市をつなぐ『プレゼントツリー』20周年の取り組みと未来への展望

『プレゼントツリー』20周年の取り組み



2005年にスタートした『プレゼントツリー』は、ついに20周年を迎えました。この森林再生プロジェクトは、東京を拠点とする認定NPO法人環境リレーションズ研究所によって運営されており、都市部の人々と森をつなぐ架け橋の役割を果たしています。近年、環境問題が注目される中、20年間の活動が持つ意義はますます大きくなっています。

森の重要性と『プレゼントツリー』の誕生背景



日本の森林は、昔ながらの里山文化を支えてきた大切な存在です。水と土を育み、生態系を守る役割は計り知れません。しかし、近代化の波はこの森を遠ざけ、多くの里山が荒廃してしまいました。特に戦後の大量伐採や急速な経済成長によって、木材自給率は低下し、再造林が放棄される「植栽放棄地」が増加してしまったのです。

このような背景から、2000年代初頭に『プレゼントツリー』が誕生しました。都市生活者が持つ森への関心を呼び覚まし、かつての美しい自然を再生するため、里山の植樹を行うプロジェクトとして立ち上がりました。『贈り物に樹を植えよう』という活動理念の下、大切な人へのプレゼントとして樹を育て、地域と共に森を守ることを目指しています。

特徴的な活動と地域振興



『プレゼントツリー』の大きな特徴は、ただ植樹を行うのではなく、植えた樹を10年間にわたり管理する点にあります。里親になった方には、「植樹証明書」が発行され、植えた樹とその森とのつながりを実感できます。さらに、森林管理は地元の林業家と協力して行い、森が自立するまで見守ります。

このプロジェクトを通じて生まれた「関係人口」は、地域に新たな訪問者をもたらし、過疎化問題や高齢化に対する解決策の一助となっています。里親が自ら森を訪れることにより、地域の魅力を再発見し、都市と農村の新たな関係が築かれています。

これまでの成果と今後のイベント



20年の活動の中で、全国56カ所、海外で2カ所の森林再生に寄与してきました。植樹活動を通じて、約41万人の関係人口が生まれ、地域の方々からも感謝の声をいただいています。また、個人や企業からの支援も広がり、ますます多様な協力の形が生まれています。

今年は、記念すべき20周年を迎えるにあたり、全国6カ所での植樹イベントを実施します。特に神奈川県では4月6日に横須賀市でのイベントが予定されており、参加者にとって特別な体験となることでしょう。また、7月には『プレゼントツリーサミットinTOKYO』も開催予定で、木を通した都市部と森林側の交流が深まります。

目指す未来と寄付の呼びかけ



『プレゼントツリー』が目指すのは、「100年後の美しい日本」です。日本の国土の約7割が森林であることを考えれば、その整備は日本の未来を形作る重要な要素です。私たちは、これからもコツコツと活動を続け、関係人口の創出や森林再生を推進していきます。

皆さまも個人または企業として、1本からの寄付ができます。皆さまの支援が、未来の環境を守る力になります。ぜひ、『プレゼントツリー』の活動に参加してみませんか。


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