横浜と長崎の森林再生プロジェクトが実施されました

住まいの一部を守る、チューリッヒの森プロジェクト

2024年12月、長崎県と神奈川県で行われたチューリッヒ保険会社の森林再生プロジェクトが注目を浴びました。社員たちがボランティアとして参加し、それぞれの地域で活動を展開しました。ここでは、長崎県と神奈川県の活動内容や参加者の声をお伝えします。

長崎県の活動内容

長崎県西海市にある雪浦海浜公園では、34名の社員が松の苗木40本を植栽しました。この松林は潮風や強風に強く、農地の塩害や民家への砂の飛散を防ぐ大切な役割を果たしています。去年からの取り組みとして、害虫に強い松の苗木を選び、松林の保護に努めました。

活動の日には、長崎県の関係者も参加し、作業をサポートしました。その中で、社員からは「普段の業務では体験できない貴重な経験ができた」との声が多く聞かれ、環境保護への意識も高まりました。また、「環境に良いことは必ずしも緑が多いことではない」との学びも得られたようです。

神奈川県の取り組み

同じく12月14日には、神奈川県の21世紀の森で、社員とその家族60名が参加しました。ここでは、杉の間伐を行う森林整備班と、環境学習を行う自然観察班に分かれて活動を実施しました。この日は、神奈川県環境農政局の職員や森林インストラクターがサポートし、参加者にとって学びの多い一日となりました。

参加者の中には、「森林の保全が水の保全につながることを実感した」という意見もあり、参加者自身が環境に対する責任をより感じたようです。また、木工クラフトの体験を通じて、子供たちも自然とのつながりを深めていました。

プロジェクト全体の目的

このチューリッヒの森プロジェクトは、原則として2022年から5年間にわたって実施されたもので、長崎県の西海市から神奈川県においても連携して地域活性化を目指しています。プロジェクトは、地球温暖化対策、地域の防災、森林の重要性について広く知ってもらうことを目的としています。

特に、長崎県の雪浦川流域では、荒れた森林や竹林を整備し、二酸化炭素の吸収、保健休養機能、さらには美しい里山づくりへとつなげていく試みが進行中です。

そして、神奈川県チューリッヒの森プロジェクトでは、相模川や酒匂川流域の水源域での森林整備が行われており、県と共に未来に残すための努力が続けられています。これらの取り組みを通じて、チューリッヒ保険会社は持続可能な社会の実現に向けて、社員を中心に貢献を続けていく姿勢を示しています。

結論

チューリッヒ保険の森林再生プロジェクトは、社員一人ひとりが参加し、学び、成長する場を提供しています。地域社会とのつながりを深めながら、持続可能な環境を守るために取り組んでいる様子には、地域への愛情が感じられます。環境保護は一人の力では限界がある中で、こういったプロジェクトを通じて多くの人々が共に考え、行動を起こすことがますます重要になるでしょう。これからも継続的に注目したい取り組みです。