エル・システマジャパンの音楽支援活動
音楽の力で子どもたちの未来を支える取り組みが、エル・システマジャパンの「弦楽りぼん・児童養護施設プロジェクト」です。このプロジェクトは、児童養護施設での音楽教育の機会を拡大し、豊かな芸術環境を提供することを目指しています。2023年の活動は9月1日から10月31日までの期間中、マンスリーサポーターキャンペーンを実施しています。
背景と目的
エル・システマジャパンは、2012年に設立され、以来多くの活動を展開しています。特に「弦楽りぼん」は、音楽を通じて子どもたちの心を育むためのボランティア団体として、2013年から活動しています。これまでに神奈川県と東京都の各地で、無償のバイオリン、ビオラ、チェロの教室を提供し、5000人以上の子どもたちに音楽体験を届けてきました。
3つの児童養護施設での取り組み
現在、川崎市の「新日本学園」、東京都渋谷区の「広尾フレンズ」、横浜市の「高風子供園」の3つの児童養護施設で弦楽器教室を行っており、27人の子どもたちが参加しています。教室では、合奏スタイルでの学びが特徴で、音楽のゲームや仲間同士の励まし合いの中で楽しく学んでいます。
また、スペシャルサポーターとしてバイオリニストの金川真弓さんが参加しており、子どもたちにとって特別な学習環境を提供しています。実際、参加する子どもたちからは「バイオリンを弾くことができて楽しい!」や「みんなで仲良く演奏できて嬉しいです!」という声が寄せられています。演奏会や発表会では、参加者の前で演奏する機会もあり、子どもたちは自分たちの音楽で観客を楽しませることに喜びを感じています。
支援や寄付の必要性
このプロジェクトは、現在のところ行政や企業からの支援を受けていません。そのため、皆様のご寄付により活動が成り立っています。キャンペーン期間中のマンスリーサポーター登録者には特典を用意しており、サポーターとしての参加が子どもたちの音楽活動に直接結びつく仕組みです。興味のある方は公式の特設ページを訪れて、詳細を確認してください。
未来を見据えて
エル・システマジャパンでは、音楽を通じて子どもたちが孤独感や不安を克服し、仲間と共に成長できる場を提供し続けることが重要であると考えています。現場で指導者やボランティアが連携しながら、児童養護施設での活動をさらに拡充し、音楽の力で未来を切り開く手助けができるよう努めています。
数年後、子どもたちが音楽の力で幸せと自信を得ている姿を見れることを心から願っています。ぜひ、私たちの活動を応援していただければと思います。