AI受託開発と導入コンサルの需要急増、その実態とは?
最近、企業がAIをビジネスに取り入れる動きが加速しています。コーレ株式会社が実施した調査によれば、AI受託開発や導入コンサルの相談が約9割の企業で増加しているという結果が出ました。このような背景を受けて、企業がAI活用を模索する傾向やその課題について詳しく見ていきましょう。
調査概要
コーレ株式会社が2025年2月3日から5日の期間中に、DXコンサルティングやシステム受託開発に携わる1,003名を対象に行った調査によれば、AIに関する相談が増えつつあることが明らかとなりました。調査では、現在のビジネス環境におけるAIの位置づけが浮き彫りになっています。
相談内容の傾向
調査結果から、多くの企業でAIに対する興味はあるものの、具体的に何を始めればよいかわからない企業が目立っています。最も多い相談内容は、
- - 「会社の方針でAIを導入しなければならないが、具体的なプランが決まっていない(48.4%)」
- - 「AIを使って何が可能か知りたい(45.0%)」
- - 「この業務にAIをどのように組み込めるかを考えたい(38.7%)」
このように、初歩的な段階の相談が多いことが特徴です。
外注の現状
さらに、調査では企業の約80%がAI関連開発を外注していることがわかりました。その理由は、自社のエンジニアだけでは専門的な知識やリソースが不足しているためです。実際、調査に回答した企業の大多数は、社内に「AIに対応できるエンジニアがいる」と回答しているものの、実態としては専門的な外部サポートに依存している状況が伺えます。
受注に至るプロセス
AI受託開発やコンサルへの相談から実際に受注に至る割合は、調査結果によると「1~5割未満」という回答が最も多く、受注に至るまでは一定のハードルがあることがわかります。特に、相談から受注に至るまでには、AIについての基礎知識をレクチャーすることが最も多くの工数を要することが指摘されています。
- - AI導入の具体性を模索している段階で、コンサルタントやエンジニアの協力が必要なことが多いようです。
コストと期間
AI受託開発や導入コンサルの受注1件あたりの営業コストは「30万~50万円未満」が最多という結果が出ており、コスト高の問題もあります。また、受注までのプロセスの中で、特に基礎知識に関するレクチャーが大きな負担となっていることがあげられます。
まとめ
この調査から、AI受託開発や導入コンサルの需要は増大しているものの、多くの企業が専門知識の不足から外注に頼る状況が浮かび上がりました。近い将来、AIを効果的に活用したい企業には、専門的なサポートがますます重要になってくることでしょう。コーレ株式会社では、AI関連のコンサルティングサービスを提供しており、企業のAI導入を支援しています。さらなる詳細や依頼については、公式サイトを訪れてみてはいかがでしょうか。また、今後のAIの活用に関する情報発信も予定していますので、ぜひ注目してください。