岡山大学の挑戦
2025-01-13 23:41:26

岡山大学が提案する新たな研究連携の形とは?シンポジウムでの取り組み紹介

岡山大学が提案する新たな研究連携の形とは?



2024年12月17日、文部科学省主導のシンポジウムが東京国際フォーラムで開催されました。そのタイトルは『我が国の大学研究力強化に向けて~国際卓越研究大学制度が拓く研究大学の未来~』です。このシンポジウムでは、岡山大学の那須保友学長が主役となり、地域中核を持つ特色ある研究大学の強化促進事業(J-PEAKS)について熱対話しました。

岡山大学の役割と挑戦



シンポジウムにおいて、那須学長は「社会変革を実現するための組織・制度改革」が必要であると述べ、現在岡山大学が取り組んでいる改革プロセスについて詳しく伝えました。彼は、大学が社会の変化を強化するには、その前に自身の痛みを伴う改革が不可欠であることを強調しました。つまり、競争を経て新たな共創の未来を見据えることが求められるという考え方です。

彼は特に、国内の大学間での共創を進める重要性を訴え、各大学が手を取り合うことで研究力を全体として向上させるべきだと述べました。この点は、J-PEAKS事業の本質と合致していて、全体の研究環境を高めるための協力が求められています。

パネルディスカッションの議論



シンポジウムの中では、大学フェーズを移行するためのさまざまなテーマに関するパネルディスカッションが行われました。その中では、財源の確保や博士課程の人材育成など、多岐にわたる所属の意見交換が交わされ、どのようにして全国の大学に好事例を広めるかの方向性も示されました。

この際、大学同士の競争を越えた新たな連携が討議されました。特に、集中的な投資を通じた国際卓越研究大学制度とJ-PEAKS事業の両輪の重要性が確認されました。

新たな連携の場としてのランチブレイク



シンポジウムの後は、ランチブレイクが設けられ、那須学長やJ-PEAKS担当の佐藤法仁副理事をはじめとする関係者が参加者と活発な意見交換を行いました。この交流は、今後の連携の発展に向けた貴重な場面となりました。

岡山大学は今回のシンポジウムを踏まえ、地域と全球の未来を共創するためにさらなる取り組みを強化していく意向を示しました。那須学長は今後も「競争」ではなく「共創」を軸に、岡山大学のビジョンを実現するために努めていくと強調しました。

研究大学としての役割



J-PEAKSを通じて岡山大学は、他の大学や研究機関の取り組みを“自分事”として捉えることで、組織風土を改革し、社会に変革をもたらす研究大学を目指しています。このアプローチは、岡山大学を含む日本の研究大学群の発展に寄与し、社会全体の利益にもつながると考えられます。

地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の挑戦と、その実現がもたらす未来への期待はますます高まっていくことでしょう。今後の展開には、ぜひ注目していただきたいと思います。


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