切断技術「Quattro FX」
2025-07-23 13:43:39

第一カッター興業が新たな切断技術「Quattro FX」を開発!

新たな切断技術「Quattro FX」の誕生



第一カッター興業株式会社が開発した「無動力追従式切断工法・Quattro FX」は、老朽化した構造物の更新工事に革新をもたらす技術です。この切断工法は、従来難しかった条件下でも安全で高精度な作業を実現します。特に、橋梁などの構造物の桁と床版の縁切りを行う際に、上床版を残した状態でも切断が可能となっており、作業の効率性と安全性を大幅に向上させました。

Quattro FXの技術的特徴



この新技術の最大の特長は、追従プーリーを利用して切断ラインの高さを一定に保ちながら作業を行える点です。切断時における精度の確保と作業者の安全確保は、これまでの技術において大きな課題でしたが、Quattro FXはその難題を解決しました。そして、粉塵飛散の抑制にも配慮されており、作業環境の改善にも寄与します。

開発の背景と目的



老朽化した橋梁や構造物の更新が進む中、切断作業では上床版を残したまま桁との縁切りを行う技術が求められています。しかし、これまでの手法では精度や安全性、粉塵の問題が障害となっていました。Quattro FXはこれらの課題に対応するために生まれ、切断技術の新たなスタンダードを打ち立てることを目指しています。

Quattro FXの利点



以下がQuattro FXの主な利点です:
  • - 切断可能な高さの柔軟性:床版下面から50mm下での切断が可能で、桁上に30mmを残した状態で作業できます。
  • - 高精度の維持:4基の追従プーリーが高精度な切断ラインを維持し、ラインのブレを防ぎます。
  • - 遠隔監視機能:カメラによる切断監視を実施しているため、安全性の向上を図っています。
  • - 集塵カバーの一体型設計:粉塵の飛散を防ぎ、環境や作業者に優しい設計です。

このように、Quattro FXはただの切断工法にとどまらず、作業の効率化と安全性の向上を同時に実現しています。

今後の展望



Quattro FXは、その汎用性により様々な種類の構造物にも適用可能です。今後は公共工事や民間工事への導入を図り、広範な分野での活用が期待されています。この技術の普及により、老朽化した橋梁や構造物の更新がより安全かつ迅速に進むことでしょう。第一カッター興業の使命は、この新技術を通じて社会に貢献することです。


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