萬屋本店が10周年
2025-05-19 11:05:32

「萬屋本店」が10周年、100年の歴史を誇る鎌倉の魅力再発見の場へ

歴史とともに歩む萬屋本店



神奈川県鎌倉市に位置する「萬屋本店(よろずやほんてん)」は、2025年5月に開業10周年、築100周年を迎える。この特別な節目に、地域住民や観光客を対象にレストランの予約枠を拡大することを発表した。

建物の魅力と新たな一歩



大正15年(1926年)に建設されたこの建物は、鎌倉市の景観重要建築物に指定されている。内部では、大正時代の趣を感じさせる落ち着いた空間が広がっており、その歴史的価値は訪れる人々に深く響く。これまでは地域の人々や特別な結婚式を挙げた方々を優先して営業していたが、今後はさらに多くの人々に鎌倉の魅力を体験してもらうために、週末営業を行うことに決定した。

2025年6月からは、平日の予約枠も増加し、特別なダイニング体験を多くの人に提供。鎌倉本来の「静かでゆったりとしたスローライフ」を再発見できる機会を創出することを目指している。

鎌倉のスローライフの懸念



最近、鎌倉は観光地としての賑わいを見せる一方で、日本人がゆったりとした時間を楽しむ機会は減少している。観光シーズンに入り、外国人観光客が増えることで、混雑したイメージが広まってしまい、多くの訪問者が鎌倉本来の穏やかな魅力を味わえない現状がある。

萬屋本店では、この問題を受けて、喧騒から離れた静かな空間を提供することを約束。客席の配置も余裕を持たせ、平日は1回転、休日は2回転のサービスを実施して、皆様に心地よい体験を提供する。

特別な料理とおもてなし



萬屋本店の料理は、鎌倉の新鮮な野菜や地元産の魚、特選豚を使用したフレンチ和会席スタイル。特に4,000円(税込)で提供されるコースはその質と量で満足度が高く、冷前菜、温前菜、スープ、メイン、リゾット、デザートなどが楽しめる。

例えば、温前菜には和風だしの風味が見るからに美しい「ロワイヤル 山菜天ぷらと桜エビ」があり、冷前菜では「春のキャベツ畑イトヨリダイの昆布締め」を味わうことができる。メイン料理も、桜鯛のポワレや丹波黒鶏のグリルといった豪華な選択肢が揃っている。

空間の美しさとともに、料理を通じて感動的なおもてなしが提供され、そこに集う人々の心を優しくつなげる。食事の後には、建物内を無料で案内し、鎌倉の歴史に触れる機会も用意されている。

万屋本店の理念と今後



萬屋本店は、もともと江戸時代に酒の卸問屋として創業。長い歴史の中で地域の文化や人々とのつながりを大切にしてきた。2016年のリニューアルオープン以降も、伝統文化を重んじつつ、訪れた人々に特別な瞬間を提供する場としての役割を果たしてきた。

今後も、日本の伝統を感じながら、鎌倉を訪れるすべての人たちが心からリラックスし、非日常的な体験ができるよう、さらなる取り組みを続けていく。歴史的な建物での食事や心温まるもてなしを通じて、鎌倉の魅力を再発見してほしいと願っている。これからも萬屋本店に足を運び、千年の風景を楽しみながら、新たな出会いを体感してみてはいかがだろうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: 鎌倉 萬屋本店 ダイニング

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。