東急ホテルズ初のレストランサービスコンテスト
2025年2月7日、セルリアンタワー東急ホテルで、東急ホテルズ初となる「第1回レストランサービスコンテスト」が開催されました。全国34のホテルから選び抜かれた若手スタッフが一堂に会し、エンターテイメント性豊かなサービススキルを駆使して、互いに競い合うという新たな試みです。
コンテストの目的と背景
東急ホテルズは、過去に料理コンテストを22回行ってきた実績があり、昨年にはバーテンダー向けのカクテルコンペティションも初めて開催しました。今回の「レストランサービスコンテスト」は、レストラン服務に関する基本的な知識や技術を高めることを目的としています。さらに、ゲストとのコミュニケーションスキルやエンタテイメント力を向上させることで、従業員のモチベーションを引き上げ、次世代のホスピタリティを育成する場ともなっています。特に、若手スタッフの教育に力を入れることで、より良い接客が生まれる循環を目指しています。
競技の流れ
全国34のホテルから選ばれた34名の参加者は、まず予選を行い、その後、上位6名が決勝戦に進出しました。競技では、様々な具体的なシチュエーションが仮定され、たとえば食物アレルギーへの対応を含む設定など、実際のサービスを想定したシナリオが用意される中で、スタッフは個々の個性を発揮しながら競い合いました。
審査員は、一般社団法人「フランスレストラン文化振興協会」の大沢晴美氏や「メートル・ド・セルヴィスの会」の山本正弘氏を含む6名が務め、審査は非常に厳正に行われました。結果として、グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞の3つの賞が設けられ、さらにすべての決勝進出者にファイナリスト賞が授与されました。
入賞者の発表
入賞者は以下の通りです:
- - グランプリ: ウィンケルハン 日和(横浜ベイホテル東急)
- - 準グランプリ: 小川祐輔(ザ・キャピトルホテル 東急)
- - 審査員特別賞: 毎熊澪(THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel)
- - ファイナリスト賞(五十音順):
- 井上卓(渋谷エクセルホテル東急)
- 奥村 愛夏(セルリアンタワー東急ホテル)
- 鈴木 織瑛(伊豆今井浜東急ホテル)
表彰式に出席した社長の村井氏は、参加者の熱意や緊張感に触れ、心地よいサービスを体感したと表現しました。また、各ホテルは地域でのナンバーワンを目指し、さらなる技術向上に努めてほしいと期待を寄せました。
今後の展望
東急ホテルズは「食の東急ホテルズ」をテーマに、今後もこのレストランサービスコンテストを継続し、心地よい食空間の創造に努めていく姿勢を明言しました。従業員のキャリア開発やスキルアップを図り、顧客満足度の向上につなげる意向です。これからも、東急ホテルズは新たな展開を見せていくことでしょう。