今冬のエアコン使用実態調査、暖房利用時間が前年比で大幅増加
今年の冬、全国的にエアコンの暖房利用時間が昨冬と比べて著しく増加しました。特に秋田県は1日平均8.75時間を記録し、最多の利用時間を誇ります。一方で、北海道は逆に利用時間が最も少なくなりました。この調査結果は、パナソニックがエオリアユーザーから収集したデータに基づいており、全国47都道府県全てで暖房利用時間が増えていることが明らかになりました。
エアコン暖房の利用実態
秋田県の1か月平均利用時間は264.31時間に達するなど、東北地方では冬期合計で1000時間以上の使用となっています。昨冬とは異なり、気温が西日本で低下したことが影響し、多くの地域でエアコンの稼働が増加しています。南国・沖縄に至るまで、暖冬傾向の昨年とは異なる傾向が見られました。
また、パナソニックの調査によれば、エアコンの電気代が上昇したと感じている人も多く、「昨冬と比べて電気代が上がった」と答えた人は64%に達しました。この背景には、例年よりも寒い日が多かったことが影響しているようです。
フィルター掃除と冬じまい
しかしながら、エアコンの利用状況には注意が必要です。41%の人が冬期間中にフィルター掃除を全く行っていないことが判明しました。エアコンのフィルターは清潔に保つことが大切であり、掃除を怠ることで電気代が余計にかさむ恐れがあります。また、冬じまいを行っていないと答えた人も45%に上ります。これらの調査結果から、エアコンのメンテナンスがいかに重要であるかが浮き彫りになりました。
エアコンの冬じまい方法
パナソニックのエアーマイスターである福田風子氏が推奨する冬じまいの手順は以下の通りです。
1.
本体お手入れ:
前面パネルやルーバー、エアコン本体を柔らかい布で拭き上げましょう。パネルは取り外し可能な場合があります。内部が汚れた場合には特に注意が必要です。
2.
フィルターお手入れ:
フィルターは掃除機でホコリを取り去り、汚れがひどい場合には浸け置き洗いも考慮してください。乾燥させた後、本体に戻すことを忘れずに。
3.
内部お手入れ:
汚れが目立つ場合には専門業者に依頼することを推奨します。内部クリーン機能を使用することも効果的です。
注意点
注意すべきは、自分で内部の洗浄を行わないこと。間違った清掃方法を選ぶと、故障の原因になりかねません。ぜひ専門業者に任せましょう。
自動お手入れ機能で手間を省く
パナソニックのエアコン「エオリア」シリーズには自動でホコリを排出する「フィルターお掃除ロボット」が搭載されており、運転後自動で掃除を行います。また、「集中おそうじ」機能で一括管理ができるため、手間を大幅に減らすことが可能です。
この冬、エアコンを正しくメンテナンスし、快適に過ごすための環境を整えましょう。