廃タイヤを有効活用する新しい素材、粉ゴム
廃棄される運命にあるタイヤの再利用が進んでいない日本において、新たな素材「粉ゴム」が注目を集めています。この粉ゴムは、廃タイヤを粉砕して作られたもので、さまざまな用途への応用が期待されています。
廃タイヤリサイクルの現状
2023年に日本国内で発生した廃タイヤは約781トン。そのうち85%が製紙工場や化学工場で燃料として処理されていますが、マテリアルリサイクル、つまり再利用される割合は約11%にとどまっています。欧米と比べて、日本のリサイクルは進んでいるとは言えません。欧州では40%以上、米国でも30%前後が再利用されています。これを受けて、多くの企業が廃タイヤの環境配慮型リサイクルを模索しています。
粉ゴムの特徴と商品化プロセス
粉ゴムは、廃タイヤの回収から粉砕、検品、梱包に至るまでの一貫管理の下で生産されます。この一貫した管理体制により、より高い品質が保たれ、幅広い活用が可能となります。特に原料の選別段階では、厳しい検査を通過したタイヤだけが原料として使用されます。これにより、粉ゴムの品質が一貫して保証されるのです。
多彩な活用シーン
廃タイヤからなる粉ゴムは、アメリカを筆頭に様々な分野での利用が模索されています。その中には、以下のような活用方法があります:
- - ゴム製品(ホース、ベルト、防振材)への配合
- - プラスチックやコーティング剤への配合
- - 自動車部品やアスファルト改質剤としての利用
- - 建材や床材の材料としての合成
その用途は広範囲にわたり、新たな製品や機能性素材の開発に寄与する可能性も秘めています。
新たな発想をあなたに
「粉ゴム」を使うことで、今まで直面していた課題の解決や、全く新しい製品の開発へと繋がるかもしれません。株式会社グローバルは、この廃タイヤ製粉ゴムを使って、日本のリサイクル活動や製造業の発展に貢献したいと考えています。また、サンプルを用意しているので、ぜひ一度お試しいただければと思います。お問合せは045-212-5800もしくはメール(
[email protected])でお気軽にどうぞ。
最後に
これからの時代において、環境に配慮した製品や素材がますます重要になってきます。粉ゴムはその一端を担う素材として、多くの人々に利用されることが期待されています。ぜひ、この新素材の可能性を体感してみてください。
株式会社グローバル
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