台湾進出の新展開
2025-10-22 15:37:49

台湾との文化の架け橋を築くCCCグループの新たな挑戦

台湾との新たな文化交流の足がかり



カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCCグループ)は、台湾経済部との投資意向書(LOI)を締結し、2026年に台湾東部の宜蘭にて初の出店を計画しています。この取り組みは、台湾と日本の文化をつなぐ「文化の架け橋」となることを目指しています。

LOI締結の背景


CCCグループは、2012年に台湾市場に進出しました。初めての店舗は「TSUTAYA亞藝影音」として、DVDやCDのレンタルを中心にスタートし、以降、「TSUTAYA BOOKSTORE」を展開してきました。現在、台湾には12店舗があり、そのうちの3店舗にはコーヒーや活動の場を提供する「SHARE LOUNGE」が併設されています。このように、台湾市場においても日本文化の魅力を伝えつつ、現地の文化も尊重し融合させた店舗運営を行っています。

宜蘭エリアへの出店計画


宜蘭は、豊かな自然環境と温泉文化を有する台湾北東部の地域ですが、商業施設はあまり発展していません。新しい文化施設の導入は難しいと言われていましたが、今回の出店計画では、パートナーの「德築建設有限公司(DEZU)」と協力して、商業施設の中核となるTSUTAYA BOOKSTOREを実現します。これは、地域文化を活性化し、住民に新たなライフスタイルを提案する重要なステップです。

台北からのアクセスが良くなった近年、宜蘭には観光客が増えています。特に、雪山トンネルが開通したことで、台北から30分という近さは観光地としての価値を高めています。TSUTAYA BOOKSTOREがこの地に新たに誕生することで、文化に触れる機会が増え、地域の発展に寄与することが期待されます。

DEZUとの協力関係


DEZUは、地域文化を大切にしながら、スマートホームやウェルネスセンターなど多様な事業を展開する企業です。DEZUの共同経営者は、台湾レッドブルやナイキでの経験を持っており、革新的な経営手法で注目されています。今回のプロジェクトにおいて、彼らは地域の魅力を引き出す空間作りを行っています。「私たちDEZUは、今後10年間で5店舗のTSUTAYA BOOKSTOREを宜蘭に展開し、地域文化の創造と発展に貢献したいと考えています」と共同経営者の黃德倫氏は語ります。

文化創造へのコミットメント


今後、CCCグループは台湾経済部と連携し、出版や書店、生活提案型の施設を通じた文化創造に取り組む方針です。この活動は、日本の文化を台湾に、 台湾の文化を日本に届ける大きな架け橋となるでしょう。

文化の力を借りて地域を活性化し、地元の人々が集まる場を提供することで、さまざまな文化交流が生まれることが期待されます。宜蘭に新たな風を吹かせるTSUTAYA BOOKSTOREの誕生が注目されます。今後も、CCCグループの活動には目が離せません。


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