神奈川・川崎市に新たな介護施設「グランフォレスト登戸」が誕生
11月1日、スミリンフィルケア株式会社によって運営される介護付有料老人ホーム「グランフォレスト登戸」が神奈川県川崎市多摩区にオープンします。これは同社の既存施設「エスペランサ登戸」と「エスペランサ川崎」を統合し、ブランドの統一を図る取り組みの一環です。ここでは、最新のICT技術を活用した介護体制と、快適で落ち着いた居住空間を持つこの新しい施設の魅力をご紹介します。
質の高い介護体制
「グランフォレスト登戸」は、鉄筋コンクリート造の5階建てで、全78室の居住空間を提供します。特筆すべきは、国の定める基準を大きく上回る人員配置(「入居者:職員」=「2.5:1」)を行っている点です。この体制により、質の高い介護サービスを実現しています。そのうえ、ICT見守りシステムを導入し、入居者の健康状態をリアルタイムで把握することで、個別のニーズに対応した介護が可能となっています。
落ち着いた居住空間
居室には、住友林業クレストが開発した木質床材「ベリッシュシストS」が採用され、木の温もりを感じられるデザインが魅力です。フローリングはつまずきを防ぐために溝が少ない仕上げが施され、安全に過ごせる空間が高められています。さらに、各階ではイメージカラーが設定され、利用者がフロアを簡単に識別できる工夫もなされています。
自然とのふれあい
施設内には、入居者が四季を感じられるような配慮もされています。1階の食堂では、大きな窓から自然光が差し込み、広々とした空間が広がっています。栄養バランスを考慮した食事が提供され、厨房が隣接しているため、温かい料理を迅速にお届けできるのも嬉しいポイントです。また、エントランス前には季節を感じる散策路や屋上庭園も用意されており、安全にアクセスできる動線が確保されています。入居者はここで自然とのふれあいを楽しむことができます。
ブランドの統合と地域への貢献
「グランフォレスト登戸」の開設を機に、スミリンフィルケアの名称は「グランフォレスト」に統一され、地域の高齢者に選ばれる施設を実現するためのブランド力向上が目指されています。さらに、「グランフォレスト川崎」として改名された「エスペランサ川崎」では、医療対応機能が強化され、今後も地域における需要に対応する施設となります。この施設では、重度介護が必要な方や持病のある方々に向けた迅速な医療ケアを提供し、高齢化社会におけるニーズに応えています。
未来を見据えた取り組み
住友林業グループのビジョン「Mission TREEING 2030」の一環として、同社は「広く社会に快適でぬくもりある空間の提供」を掲げています。今後も「グランフォレスト登戸」は、安心・安全で快適な介護サービスを提供し、「人」と「木」の温もりを通して、地域社会に貢献していくことでしょう。
「グランフォレスト登戸」は、単なる介護施設ではなく、入居者が安心して、自分らしい生活を送るための新たな選択肢を提供します。これからの介護の在り方を示すこの施設に注目が集まります。